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ママ友の家に招かれて
【同性愛♀ 官能小説】

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幼稚園の朝-8

「瑠美子さんと旦那さんのなれ初めも聞いたのよ。瑠美子さんって、海外の航空会社で働いていたのよ。そして外国の空港のラウンジで出会ったの。運命の王子さまと。日本を離れた地で。これは海を越えたロマンスよね。すてき〜!」

「俺たちのなれ初めは、俺たちが同じ課にいた時代に、課の暑気払いで飲みすぎて路肩でゲロってた俺をお前が介抱してくれたのが、まあ、なれ初めといえば、それがなれ初めだな」

空想にうっとりしていた由香の顔が現実に引き戻され、幻滅に変わる。

「なに、この落差!ひどすぎる…」

「あの…」

夫が指さした先には、ディスカウントストアでまとめ買いした缶チューハイのケースがあった。

「もう一本飲んでいい?」

夫は窺うような笑みを作っておねだりした。

「はぁ…」

由香は、これ以上瑠美子の話をする気も失せ、ため息をついた。



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