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【熟女/人妻 官能小説】

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予期せぬ出会い-1

「どうもありがとうございました。是非ともご検討をお願いいたします」
 涼平は寺原と共に深々と頭を下げた。
 個人で開院しているクリニックに、新型の医療機器を売り込んできた。
 先生の反応も上々で、購入していただける期待が高い。かなりの好感触だ。それは、寺原も同様に感じていたようで、早速見積の作製に取り掛かると意気込んでいる。
「いい喰いつきだったね。そろそろ償却も終わりそうなタイミングみたいだし、期待していてもいいんじゃないかな」
 ベテラン営業マンの心強い一言に、涼平も自然に顔がにやけてくる。
「それじゃあ、前祝といきましょうか。酒井からも軍資金貰ってるんで」
「おっ、いいねぇ。でも、その前に」
 駅までの帰り道、寺原はスマホで何かを調べ始めた。
「桂木君。どこで呑む?」
 クリニックの診療時間終了後の訪問であったため、時間は20時になろうとしていた。
 最寄り駅はそれほど大きな駅ではなく、飲食店の数もさほど多くは無いようだった。
「ああ、僕はどこでもいいですよ」
「そうか・・・・・・できれば特急が止まる駅がいいんだよね」
「じゃあ、※▼駅が一番近いですね。ここから電車で15分くらいかな」
「ああ、そこならいいねぇ」
「特急の駅ってことは、寺原さん今日は帰るつもりですか?」
「何言ってんの。サラリーマンは普通家に帰るもんでしょ」
「いや、だって、うちの酒井から聞いてますよ。最後までもてなさないとダメだって。けど、別コースは自腹にしろって」
「ははは、酒ちゃんの言いそうなことだな。だけど、こっちはもう妻帯者だから、そうそう遊んでもいらんないわけよ。特に、今日は週末だしね。明日、子供と出掛ける予定もあるから、あっちの方は勘弁してよ」
 酒井の言っていた通り、夜遊びの王様が今では子煩悩なパパになってしまっていた。
 それはそれで微笑ましいことだけれど、まだまだ血気盛んな涼平としては、朝から下半身がお楽しみモードになっていたので、どう収拾を着けようかと考えを巡らせた。

 二人は駅に近い大型の居酒屋チェーン店に入った。
「チェーン店とかは絶対に嫌かと思ってました」
 寺原の人物像を聞いていると、小料理屋とか大衆居酒屋などで飲んでいる姿しか想像できていなかった。それがよくあるチェーン店系列の店に入るとは思ってもみなかった。
「昔はさぁ、風俗まで行くわけじゃない。そうすると、自然に飲み代を抑えなきゃいけないわけよ」
 そういうことか。
「今は行かないんですか?」
「行きたい気持ちはあるけど、第一に金が無い。まだまだ子供が小さいんで、色々と金が要りようになってくるもんでさ。で、第二に時間が無い。まあ、桂木君も結婚して子供が出来るとわかるよ」
 そんなものか。涼平にはまだまだ結婚願望は無い。友人からの年賀状で子供が生まれたという報告と共に幸せな家族の写真なんかがプリントされているのを見ると、子供もいいなとは思うこともあるが。

「じゃあね。見積出来たら連絡するから。またよろしく」
 最終の特急に乗るため、寺原は軽く手を挙げて駅に向かった。
(夜の王者も結婚すると180度変わるんだな)
 時刻はまだ10過ぎ。明日は休みだし、テンションは風俗モード。さてどうしたものかと考えてみる。
 涼平は取り立てて風俗が好きというわけではない。SEXが好きなのだ。メインは一般素人女性だが、時々プロの技に溺れたいと無性に思うことがある。そんな時にお世話になるくらい。
「さーてと、どうしようかな。久々にナンパでもしてみるか」
 涼平の得意な声掛けパターンとしては、身近な女性を口説くことが多い。近場で済ますことのリスクは伴うが、路上でむやみやたらに声を掛けることはほとんどしない。
 近場で声を掛けることでのマイルールとして、喰いついたらばその女性の生息範囲にいる女性には絶対に声を掛けないということ。バッティングなど余計な神経を使いたくないからだ。
 ナンパは効率が悪いので積極的にはしない。ルックスに自信があればそれなりに効果的なんだろうが、そこまでカッコイイとは思っていないので。
 早速声を掛けてみようかと駅前で周囲を見渡してみる。相互乗り入れをしている駅とはいえそこは地方。都会のように人混みなどは存在しない。目に入るだけでも、歩いているのは数人。ましてや格好のターゲットとも言える人待ちの手持無沙汰な若い娘などいるはずもない。
「こりゃ無理だわ」
 諦め感が漂う。
 これは早々に撤退した方が無難だ。
(今日はSEX諦めるか。まだ時間も早いし、アパートの近くでサクっと飲んで帰って寝るか)
 涼平のアパートは、今いる駅から電車で約30分の場所にある。更に駅から歩いて20分。
(いつもの笑軍で飲むか)
 笑軍(しょうぐん)は、最寄りの駅前にある人気の居酒屋。涼平がこの街に住んで以来通い続ける贔屓の店だ。閉店は1時だし、終電にも間があるから今から行っても1時間以上は飲める。

 雑居ビルの3Fにある居酒屋 笑軍は活気に満ち溢れていた。
「いらっしゃ〜いませー」
 いつもの掛け声が聞こえた。
「申し訳ありませーん。今満席で・・・あ、涼平ちゃんか」
 顔馴染みのマスターだ。
「ごめんねぇ。一杯なんだよ。カウンターも」
 確かにこの店はいつも混んでいる人気店だけれど、それでもカウンターの一席ぐらいは空いているものだがこの日は完全に埋まっていた。
「そっかー、残念」
「悪いね」
「じゃ、また今度」
「すいませーん」
 諦めて帰ろうと踵を返すと、ドンとトイレ帰りの女性と肩がぶつかった。
「あ、すいません」
「ごめんなさーい」
 同時に謝る。と、その瞬間。
「あらー、桂木君じゃないの」
 思わぬ呼び止めに振り返ってみると、そこには得意先であるJ会中央病院の医事課長坂村文子女史が立っていた。


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