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梟が乞うた夕闇
【鬼畜 官能小説】

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「あはっ……、お、お姉さん、こ、こんな大きいの挿れたらどうなちゃうのかなぁ……」
 持っているのはツヤ光りする黒い巨大な張型だった。香菜子が信じがたい思いにとらわれている間に、秘丘の向こうへと先端が消えていく。秘門をイジっていた指が次々と道を譲り、生命感無く空寒しい感触が入口に押し付けられた。
「う……、え……。ちょ……、え……」
 口淫の順番を得た獣がチェアによじ登ろうとしたが、
「待てよっ、いいとこなんだからっ」
 と、数人がかりで引きずり下ろされた。
 張型が香菜子を犯すところを、全員が見届けようとしている。
「い、挿れるよぉ、お、お姉さぁん……」
 グイッと圧が増した。まだ幾ばくも侵入を果たしていないのに、とても自分の体が受け入れられる大きさではないと直感された。
「いやっ! む、無理……、無理よっ! 入んないっ……、やぁっ、やめ、やめて……、……ぐ、……はんっ!!」
 狼狽する香菜子の声が、苦しげになり――、だがそれは一瞬で、最後は甘く融けた。入口を拡げようとする張型の直上でもどかしく震えていたクリトリスを、誰かが指先で挟むことで下肢の砦を崩したのだ。
「かはっ……!」
 身を捩っていた香菜子をピタリと停止させるほどの圧迫感だった。たっぷりと蜜を纏った肉門が、軋みながらもゆっくりと拡げられていく。
「そんなぶっといオモチャが入るのかっ!」
「ほら、力を抜けっ。……欲しくて仕方がないくせにっ。顔を見ていればわかるぞ!」
 ギャラリーから声が飛ぶ。顔を覆いたくても手首の拘束はビクともしない。口虐を続けられながらなら醜悪な体躯の陰に隠れていることもできたのに、さっき引きずり下ろしたのはこのためかと悔しいほどに視界は晴らされて、巨大な張型を押し込まれていく顔をまざまざと鑑賞されている。
 グプッ……、体の中を音が伝わってきた。男茎を模した張型の傘が遂に門をくぐった。巨大な塊が男に慣れていない矮路を突き進んでくる凶兆に、心は恐怖し、しかし熱く爛れた襞肉は妖しい期待に蠕動した。
「やぁっ、いやぁっ! 抜いてっ! もういやぁっ!!」
 張型が僅かに漸進しただけで、香菜子は突如として急いた叫びを上げた。
「イクのか? まさか、おいっ」
「いや、ピクピクしてるぞぉ。イクみたいだ、この女」
「こんなでっかいオモチャぶち込まれてイっちまうスケベ女なんて本当にいるのかなぁ?」
「でも見てみろ、あの顔。薄汚い淫乱そのものじゃないか」
 述べ合う獣たちの中、気を利かせた一匹が、髪を振り乱している香菜子の頭を両手で押さえ正面を向かせた。 涙に歪む視界だったが、全員が自分を見ていた。
「……じゃ、お姉さん、一気にいくよぉ?」
 張型を操縦している若い獣が生唾を飲み、柄を握り直した。
「い、……いや、お、お願いやめて。こんな……、こんなのでっ……」
「うふっ、こんなので、……なに? ほぉら、みんなの見てる前で、いっぱいエッチにイッちゃってねっ。せぇー……、のっ!!」
 若い獣は甘えた声音とは裏腹に、残忍な強さで張型を最後まで打ち込んだ。子宮の守壁へ先端がぶつかると、衝撃は脳天まで貫いてきて、意識がフラッシュアウトする。痛み、苦しみ、そんな言葉も生易しいほどの奈落が大きく口を開けて香菜子を迎えた。
「はっ……、はっ……」
 唇をパクパクと開閉するだけで声にならなかった。唯一動かすことができる腰がひとりでに持ち上がる。抑えきれない収縮が張型をより奥へと引き込んだ。
「イッてるぞっ!! 見てみろ、あのオマンコ!」
 遠くから感嘆や哄笑が聞こえた。僅かに残った理性が――いや女の本能が慎みを思い出しても、何度も高く突き上げようとする腰を宥めることができなかった。それどころか、暴虐に遇った秘洞だけでなく、すぐ側の尿道も無力化されしまって、最奥まで貫いても充分余っていた張型の柄に向かってチョロチョロと排泄が始まった。





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