投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

結びつく原罪
【ロリ 官能小説】

結びつく原罪の最初へ 結びつく原罪 0 結びつく原罪 2 結びつく原罪の最後へ

風俗の女-1

太秦学(うずまさ まなぶ)はようやく落ち着いた思いで、一週間ぶりの東京の街を歩き始めた。日は既に暮れかけていた。空は去り、並び立つビルの明かりと雑踏とが世界の全てになりつつあった。
みすぼらしく年老いて見えた店の入り口が、派手なネオンに息づいていた。いつの間にやら、威勢のよいタキシード姿の店員が客の呼び込みをしている。店内と外の喧騒とが今は調和して闇にきらびやかだった。

「仕事もう終わったの? 早いのね。」
「今日、休みなんだ。」
相手に出た女は若かった。そもそもこんな店には二十代までの女しかいないものだが、今日の相手は十九か二十歳(はたち)、そうでなくとも二十三にはならない体だった。強い香水を付けていた。
「すぐしたいから、いい?」
「うん。」
明るく返事をして、顔立ちの整った女はすぐさま裸になった。胸は身が重く詰まっていて硬く、形がいかにも若かった。
当然の流れだというふうの手際良さだった。ほとんど無意識に裸の女は学に乳房を吸わせてから、腰掛けている学の膝に被さるように身を横たえた。学がズボンを下ろすと迷わず女は口に入れた。女の片脚は学が持ち上げたから開いている。
ミラーボールに反射するかすかな、しかしきつい斑らの光に女の股ぐらが浮かび上がる。間近に顔を学は寄せると、家へ帰ったような心の落ち着きを覚えた。硬い毛に鼻を埋めてみてもにおいはしない。中指と人差し指で溝を開け、柔らかな中を嗅いでみたが、女はきれいに洗ってあり、例えるなら、肌のにおいがする生肉だった。
女に飢えていた学にはそれが少し不満だった。舌先を女の尻の穴に伸ばし、指でも広げようとしたが、女は尻をよじらせ嫌がる素振りを見せた。諦めて、先(せん)から小さく口を開けている前の穴に、学は中指を差し込んだ。中指を包む腹わたの細かい凹凸が懐かしかった。上からも下からも女の体に入った学は安心した。
女は食べ物だ。そう学は実感していた。精神など無くていい。面倒な付き合いなどなくとも、女そのものを味わうことのできるこういった空間が用意されていることに、学は心から感謝した。
知っている女の股など、よほど好きな相手でもなければ嗅ぎたいとさえ思わないかもしれないが、知らない女なら、美しくありさえすれば舐めることもできる。こちらに価値判断をさせるのは、だから相手の精神だ。そう学は直感した。
「我慢しないでそのまま口に出してね。」
女は若くても勘がいいのか、経験豊かなのか、男の扱いに長けていた。早く済ませて帰ってもらいたいとの意図もあるのだろうが、とにかく熱心だった。皿をなめとる猫のように、女は学の先を裏から舌で擦り上げ、同時に細い指先で小刻みに撫でるのだった。
学はその快感ですぐに終わりそうなのが勿体なく、自分でするときのリズムを女の穴に与えてみた。
「ん。」
女の口の動きが止まった。温かな吐息が学の毛のあたりに掛かった。何度か女は脚を閉じようとした。
「ん、ん。あっ。」
女は背中に汗をかき、学の膝の上で体はいよいよ熱くなっていくようだった。
女の体が固くなったと思ったら、学の手元が熱いしぶきに濡れ、生きた生肉が規則的なうねりをあげた。尻の穴まで動いている。女の穴は中指を吸って離さなかった。
汗のにおいが女の体から立ちのぼってきた。学が腰を自分で動かすと、女はされるままに力を抜くのかと見えたが、喉深くで締め付けられた。学の突くような動きに合わせて女の頭がぐらぐら揺れた。
「ごほっ。」
突然咳き込んだ女は、慌てた様子で学を咥え直した。女の口に、学が漏らしたのだった。実に二週間ぶりのたっぷりした量と、勢いづいた出かただった。喉に出されたので腹を決めたらしい女は、全て飲んでしまってから
「服、汚れなかった? もう一回出していいよ。お詫びにまた飲んであげるから。」
答えず、学は指を動かした。尻の穴に指を差し込んでも、女はもう嫌がらなかった。女そのものの様々なにおいが、強い香水を言わば突き抜けて、次第に濃くなっていった。
女は今度は半分もしない時間で漏らした。学のズボンやシャツの一部が女のせいで濡れていたが、気にはならなかった。却って丸ごと女を味わえたことに学は満足だった。
結局、女は三度、学ぶから吸い出して飲んだ。女の股は学がハンカチで拭いてやった。女欲しさに緊張していた下腹部の、空になった気楽さと、体に満ちた女の気を携えて、学は店を後にした。


結びつく原罪の最初へ 結びつく原罪 0 結びつく原罪 2 結びつく原罪の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前