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悦子の悲しい想い出
【SM 官能小説】

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悪夢のはじまり-2

 小さな産婦人科でした。あとからわかったのですが、その医院には恐ろしい地下室もあったのです。
 私が診察を受けたのがお昼頃だったので、医院にはほとんど人がいませんでした。
 待合室で待っていると、しばらくして、受付の女の人に呼ばれました。
「花森さんですね。……たしか、妊娠の検査でしたよね。……おひとりでお住まいですか?手術のこともありますので、こちらの家族表にも記入して下さい。
 それからこのカップにオシッコを八分目ほど取って入れて下さい。
 オシッコの取り方わかりますよね。
 しゃがんで、カップを持たない方の手で、割れ目を大きく左右に開いて下さいね。
 それと、絶対にカップのふちをビラビラにつけないように!
 あと、よく便器の周りに飛沫かせる人がいるんですが、汚したらよく拭いといてくださいね」
恥ずかして、顔が赤くなるような説明を受けました。
 受けとったバインダーの家族表に、両親の住所などを書いたあと、トイレでオシッコをガップにとりました。
 トイレから出てくると、穏やかな顔の院長が診察室から声をかけてきました。
 私は恐る恐る中に診察室に入りました。
「どうしました?どこか、具合がわるいのですか?」
「妊娠したようなんです」
「おやおや、では少しお伺いしましょうか。まず……」
 それからは赤面するような質問がいくつも続いたのです。
 まず、今回の妊娠のきっかけとなった性交の場所、回数、時間、アクメに達したのかなど……。このほかふだんのオナニーの方法や回数などもです。さらに、定期的に性交する相手はいるのか。そして、その際、毎回アクメに達するのか、潮を噴いたことがあるかなど……。
(こんなことまで聴かれるの?なんだか変だわ。この病院止めようかしら……)
 そう感じた時でした。診察台に上がるように指示されたのです。
下半身だけ裸になり、診察台に上りました。看護婦が両足を高く挙げてベルトで固定しました。近づいてきた院長がハンドルを回すと両足がしだいに左右に大きく開いていったのです。
(いやっ!)
両足が十分開いたところで、院長の冷たい手が秘裂に伸びてきました。まとわりついている小陰唇を指でくつろげ、秘裂を大きく拡げました。女の秘裂は、両足をただ大きく開くだけではくつろぐものではなかったのです。
 そして、温水で軽く洗浄されたあと、金属のクスコが膣内に入れられました。
「あぁっ」
 その冷たさに思わず声を出してしまいました。身体の奥の子宮口が外気に触れるのを感じました。
 今から考えると院長は必要以上に秘裂をいじっていたようです。アルコールで小陰唇を拭ったり、クリトリスの包皮を剥いて、亀頭を露出させたりもしていたのでした。その時は恥ずかしさで気が付かなかったのですが、もちろん写真が何枚も撮られていました。
「まちがいなく妊娠ですね。尿検査も陽性です。まもなく5ヶ月に入ろうとしていますね。
 どうします。堕ろすんだったら今しかないよ。
 堕ろしますか?」
「ええ」
 私は急かされるような気持ちで、小さくうなずいていました。
「じゃあ、手術は今日はできないから、こんどの金曜日の夕方にやってしまおう。
 君も土曜と日曜の二日休めるほうがいいだろう」
「ええっ……それでお願いします」


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