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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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戦線布告-2

ポカンと見つめているマギーに若菜は言う。
「こちら中里悠先生。ここの院長よ。私が小さい頃は近所の普通のお医者さんで、よくお世話になったのよ。」
「そ、そうなんですか…。」
良からぬ憶測をが当たらずホッとしたマギー。確かにあの抱きつき方は無邪気で子供っぽく思えた。
「物心ついた時からずっと悠ちゃんに診てもらってたからねー。悠ちゃんイケメンで優しくてさー。私が小さい頃は本気で将来悠ちゃんと結婚するって決めてたぐらいなんだから!」
「ハハハ!バレンタインとか凄かったもんな。何10個とか持って来て食べ終わるまで帰らないんだもんなー。」
「そうだったよねー。マジで大好きだったもん。だからお父さんが悠ちゃんをここに紹介したって聞いた時は泣き騒いだもんね。」
「そうだったな。でもお父さんには感謝してるよ、今でも。ただの町医者の私をこんなデカイ病院に紹介してくれるなんてな。生前はお父さんが東京に来た時は必ず飲みに行ったもんだよ。」
「そうなの?お父さん全然そんな話しなかったけど。」
「私と会ったなんて言ったら若菜ちゃんが騒ぐだろ?お父さんは若菜ちゃんに嫌われたくないっていつも言ってたからな。」
「別に嫌いになんかならなかったのに。文句は言ったかもしれないけど。でもいつぶりかなー。小6以来かな?会うの。」
「そうだな。でも私はお父さんのお葬式の時に若菜ちゃんを見かけたんだがね?」
「えっ!来てくれたんですか??」
「当たり前じゃないか。でもな、あの時の若菜ちゃんには話しかけられなかったよ。いつまでもお父さんの棺にしがみついてあんな悲しそうな姿見たら。胸が苦しくてな。大きくなった若菜ちゃん見て嬉しかったけどな。でも小さい頃はぽっちゃりしてていつもニコニコしてた若菜ちゃんがこんないい女性になるとはな!驚きだよ。」
「でしょ?今だったら結婚してくれた?」
「ハハハ!したかもね。」
そう言って若菜な頭を撫でる中里。そして息をゆっくりと吐いてから言った。
「色々あったね。実は刑務所にいる時、会いに行こうと思ったんだ。でもな、刑務所の中にいる姿を見られたくないんじゃないかと思って行けなかったんだよ。本当は会いたかったんだ。」
「来てくれれば良かったのに〜。」
「今考えればね。」
「お母さんのお葬式には?」
「勿論行ったさ。最後まで若菜ちゃんの事を自慢の娘だって言ってたそうだね。誰が何と言われようが構わない、私にとっては自慢の娘だって、ね。昔からホワッとして優しい人だったけど、やはり警察官の奥さんだよ。昔から信念はしっかりしてらっしゃった。」
「うん。」
今にも涙を零しそうな若菜にマギーはドキドキしてしまう。


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