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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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面影-8

しかしいくら前に来てヨガをしようが、視線は若菜に対してのものが圧倒的に多い事に気づくマギー。
(やっぱあのエロさにはかなわないわ…。どうせ勝ち誇ったかのように私の事を馬鹿にするんだろうなぁ。ムカつくっ!)
まるで若さしか取り柄がないような言い方をされるのが非常に苛立たしい。この時点で恥ずかしさよりも苛々の方が大きくなっていた。
1時間程で教室は終わった。終わった後、慣れない動きに体が痛かったが、不思議と心地よい気分である事に気づく。
「ああ、気持ちよかったね。」
特に体の痛みを感じていない若菜はスッキリしたような様子だ。
「ねぇマギー?」
ほら来たと思った。勝者の弁を長々と聞かされると思うと気分は一気に落ちる。しかし若菜は意外な事を口にする。
「あの黄色いシャツの男と一緒にいる2人、要チェックよ?」
「はい??」
マギーはその3人を見た。
「そんなイケメンでもないじゃないですか?」
どちらかと言うと引きこもりっぽい3人になぜ若菜が興味を惹かれたのか理解出来なかった。
「馬鹿、違うわよ。彼らは純粋にヨガを楽しんでるようには見えなかったし、私たちの体を見る目が異常だったわ?ただの興奮や発情ではなく、犯罪者の目のような視線だった。恐らく彼らはサーガ側の人間ね。」
「えっ…?」
「サーガは必ず下條の動きを掴んでるはず。この中に仲間を紛れ込ませて、ね。彼らはその一部よ、きっと。」
若菜の表情は至って真剣であった。この時ようやく若菜がただ体を見せびらかしたくてヨガをしたいと言った訳ではない事に気付いた。若菜はあくまで捜査をしていたのだ。
「さっさと着替えて尾行するわよ?尾行だからね?交尾じゃないわよ?」
「わ、分かってますっ!」
くだらないオヤジギャグを一蹴して着替え、下條に挨拶してから本部を出て物陰に隠れた。
(こーゆーとこが私との違いか…。)
マギーはそう思った。どんなふざけているように見えても、若菜は常に捜査の事が頭にある事に気付く。隣にはいるが、若菜とは非常に大きな距離感を感じたのであった。
やがて3人は出てきた。会話しながら一緒に歩いている。見つからぬよう尾行する若菜達。フレア本部が見えなくなった時、3人の会話が聞こえた。
「あれが上原若菜か…。くそエロいなぁ。」
「ああ。勃起しちゃったよ。連れの女もたまんなかったけどな、あのハーフ。」
「上原若菜は難しいが、あのハーフだったら拉致れるかもな!俺、あれでも十分だな。」
「俺も!」
3人の会話はフレアに救いを求めてすがる信者のようにはとてもじゃないが思えなかった。


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