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横浜発 7:54
【女性向け 官能小説】

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-3


「はい。選手交代」

矢野さんが私の服を脱がせる手付きはものすごく優しくて
慣れてるな。と思わざるを得ない。

「何?」

少し考えていた私の顔を見抜かれて

「女の子の服を脱がせるの慣れてるな、と思って」

正直にいえば、矢野さんは大笑いした。

「それってマイナス要因?プラス要因の・・・顔じゃないね」

笑いは収まらないままに私の下着をやっぱり慣れた手つきで
取り去った。

「俺、29歳だから。童貞なんて嘘はつかないし」

クックックと笑う。

「まぁ・・・それなりに経験はあるけど」
「・・・・」
「今まで出会ったオンナの中でさくらが1番好き。
今はさくらだけが好き」

そう言ってハダカになった私に再びキスを繰り返した。
その優しいキスが、ほんの少し感じていた嫉妬をぬぐい去る。

「初めて手をつないだ時に緊張した」
私の手を取って、1本1本の指にキスをする。
「この指で誰にも触ってほしくない。俺だけを感じていて」
私の手が愛しいもののようにキスをする。

ゆっくりと私の手を離して、矢野さんの手が身体中に舞落ちる。
身体中をなでられて、その手を追うかのようにキスをする。



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