り-4
「さくらが・・・可愛くてたまらないよ」
胸を弄ばれて、そこにもキスをくり返す。
「あ・・・・・ぁ」
やがて指が私の中に入ってきて
耳元で「ほら・・・こんなに濡れてるの、分かる?」
と、吐息とともに言葉を吐きだした。
「はぁぁぁ・・・ぁ」
思わず止められない声が漏れ出て
「どうしてほしい?」
意地悪に聞くその声は、少しかすれていて。
矢野さんも余裕がない感じがして、嬉しい。
「もっと・・・」
「もっと?何?」
「奥まで」
「奥?」
その声とともに指がグッと奥に入り込んで
その指先が、私を刺激した。
「あ・・・イャぁ」
「ここ?」
矢野さんの息遣いが荒くなる。
その息遣いの合間に耳元で言われるセリフに酔う。
「さくら。可愛い」
矢野さんの汗が私の身体にまとわりついて
胸を舐められて、
矢野さんの汗と唾液でドロドロになる。
矢野さんの低い声は吐息と相まって
私を快感に導いた。
「あ・・・あ・・・ぁぁ・・・ぁ」
「さくら、イけ」
その言葉に引っ張られるように、私はそのままグッと闇に引きずり込まれた。