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横浜発 7:54
【女性向け 官能小説】

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ピッっと鳴って始まったフットサルはルールなんてさっぱり分からなくて
とにかく、矢野さんのチームがゴールをすればいいんだろうな、
って事しか分からない。

相手は結構なオジサマチームで、体力の差は歴然だった。
それでも、走り続ける矢野さんは汗だくで
タイムがかかっている間に、立ち止まって
ユニフォームの胸元を引っ張り上げて顔の汗をぬぐった。

「うゎっ」

小さく発したその言葉は
ユニフォームを引っ張り上げた矢野さんのお腹が見えたから。
この距離でも引き締まっているのが分かる。

オ、オトコの色気を腹筋で感じてしまった。

試合は圧勝で終わった。
メンバー同士で肩を組んで喜びながらベンチの方へ帰ってくると
真っ先に矢野さんは私の所へ来て
「俺、カッコ良かった?」
と、笑いながら聞く。

そのまま自分のバッグをあさってタオルを出そうとしてるので

「矢野さん、よかったらどうぞ」
そう言って渡したタオルを一瞬見つめて。
「ありがと」
そう言いながら受け取る。

そんな試合を3試合ほどして
試合の合間に汗だくのユニフォームを目の前で着替える矢野さんのお腹に
やっぱりドキドキして。

好きという感情よりも
何よりカッコいい・・・そう思った。





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