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横浜発 7:54
【女性向け 官能小説】

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翌朝、昨日と同じように横浜駅の柱に寄り掛かって
私を待っていてくれた矢野さんは
私を見つけると、爽やかな笑顔で
「おはよう」と言う。

一緒に電車に乗り込んで
昨日と同じように隣の吊皮をつかんで話す。

「明日の土曜日、用事ある?」
「え。いえ」

「フットサルやってるんだけどさ」
「はい」
「興味ある?」
「ない、です」

正直に言ったその言葉に矢野さんはプッと吹き出して
「だよな」
と笑った。

「大学のサークルのメンバーとそのままやってて
明日試合なんだよ」
「はい」

車内の周りの人に聞かれている感じがするけど
矢野さんはそんなのお構いなしで。

「応援に来てくれないかな?」
「私が、ですか?」
「そう」
「ルールとか全く分りませんけど」
「うん。来てくれるだけでいいから」

絶対周りに聞かれてる。

「はい」

これって私が言う前にお姉ちゃんには伝わるのかな?

「サンキュ。待ち合わせとかはメールする」

昨日、お店でメアド交換はした。

「はい」

久しぶりにワクワクした週末になりそうだった。



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