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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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寂しさ-3

「〜〜っ 笑わないで ! 
ふぅぅっ、ぅ 〜っ ぅ、 ぇ、
 早く拭いてよぉ! 〜っ」

「っ ふ、 っ
 はいはい
 美人な顔がーー、
   台無しですよーー?」

タクミはティッシュを取ると、
ちづるの鼻を拭いてあげた。
鼻に押しつけると、
ティッシュは涙も吸いとった。
タクミは、
そのティッシュをちづるに見せた。

それを見てちづるは驚く。
固まりながら言う。

「血、!  〜っ 
   ない っ 〜〜っ」

「鼻血とはー、言ってないけど?」

「、 、っ 、、」

「鼻水が ね ?」

「〜っ ふぅ、、 ぇっ、
ぇっ、、 ん、、 んん 」

「、 、、っ 」


タクミは
まだ少し笑いたそうにしている。
ちづるの鼻水と涙を丁寧に
拭いてあげた。

ちづるは固まっている。

「はーーい、、
綺麗になったよー?」

「〜っ 、っ 〜〜っ  」

タクミが
頭とおでこをゆっくりと撫でる。
ちづるは
どうしたらよいのか分からずに
タクミと目を合わそうとしない。
うつむいたまま、ぽつりと呟く。


「〜っ 撮らないの?」

「んーー?」

「、、スマホで、、」

「ぁーー、、 うん。
 もう、いいや。
   なんか、、、」

「 ?」

「萎えた。」

「〜っ!? 、、 〜っ 」


  萎えた 

    

 
 鼻水で タクミ君

 
  萎えたんだ 


「〜っ ぅ、 〜っ  
     んっ  〜〜っ」

「あ、ちょっと泣かないで?
ね? 
目ー腫れちゃうよ?
 萎えたって言ってもー
 悪い意味じゃないからさぁ。」

「〜〜っ ?  〜っ、、 」

「なんてゆーか。
楽しい意味で、萎えたの。」

「、、っ、 、 、 
 楽しい なら、 」

「?」

「〜っ 萎えた って、、
 言わないで ! 〜っ ぅっ  
 ふぅっ、、 っうっ、 」

「、! 〜っ ほら、、
 泣いたら駄目だって 〜っ っ」


  やばい  っ 

 やっと笑い 
    治まったのに


  〜っ 、、 

      〜っ

 笑わないで とか

  言わないで とか


  3才児?

     ヤバい 〜っ

 
  ツボかも 

    
       俺 

「 〜っ ふ、 ふふっ、、」

タクミはうつむいて、
また肩を揺らして笑い始めた。


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