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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第6章 日干し-3

第6章 日干し(3)

 友子の横にしゃがんだマヤの膝が前後に崩れ、捲れたスカートの裾から真っ白な太腿が見えた。思わず男はその太腿に目がいってしまった。
「赤貝の生焼けはだめよ。しっかり干すのよ」
 マヤは糸を引く指先を、濡れた白布の端で拭ってから男のほうを向いて命じた。その際スカートの奥の白い三角地帯が一瞬だけ見えた。
 思わず、男の喉が動いた。
 その様子をマヤは見逃さなかった。
 それから、友子の秘裂の上の薄い繁茂に目を移し、指で摘まんで、上に引っ張った。
「この、むだ毛は薄いけど……焼いておしまい。……それに……」
 そして、男の顔を見て、ニヤッと笑った。
「山本っ!……いつまで、そのスケベな目で私を見てるのよ!……しばらくご無沙汰で、溜まってんのかい?……まあ、このエロい女の姿を見てりゃ、おまえだって、悶々とするわね?……ふふふ、この女。……おまえの好みなら、かまっていいわよ」
「お心遣い、……ありがとうございます、マヤ先生」
「まあ、ご自由に。……午後は長いわ。ふふふ」
 マヤは立ち上がり、笑いながら去っていった。

 男はマヤがいなくなるまで目で追った。
 マヤがいなくなると、男は食塩水をたっぷりと乳房に塗り込んだ。ヒヤルロン酸が加えてあるので粘性をもっている。それを、今度は秘裂にも塗り込んでいった。花弁を伸ばして、慈しむように何度も何度も。
 お尻の穴の中にも、膣の奥深くにも、指を挿れて満遍なく塗った。
 友子の膣口も、経験が多いことを現しているようで、複雑に入り組んで外に盛り上がっていた。膣の奥まで塗り込めるために挿入した男の二本の太い指が出入りするときには、膣口は指に縋るように形を変えながら前後していた。
 やがて、秘裂の頂点に指を移し、そこにもたっぷりと塗った。
 大きめの秘裂には、茶褐色の大きいクリトリスがよく似合っていた。
 包皮を剥くと、ちょっと長めの、先の尖った亀頭がクルリと顔を出した。
 男は指先に食塩水を掬い、亀頭をマッサージした。ビクンッと身体が跳ねた。亀頭を捏ね潰すようにゆっくりゆっくり、恥骨に届くように指先で小さな円を描いた。
「あはぁっ……」
 友子は全身からしだいに力が抜けていった。やがて、喉が拡がり、その奥から枯れたような声が漏れてきた。
 一定のリズムでマッサージを続けていく。
 恥骨がゴキッと音を立てて緩んだ。
「ううぅん。うん……うん……」
 やがて、絶頂が近づいたのか、小刻みな上下動が下腹部に走っている。太腿がピンと張ってきた。隠れた顔は見えないが、開けた口や鼻孔のあたりの白布が不規則に膨らんでいる。
「はあぁっ……ううん!」
 とうとう、縛られた不自由な手足を縮め、思い切りの小さな声が聞こえてきた。その後は、ギシギシと縄だけが擦れる無音の世界になった。
 クリトリスへの単調な刺激だけで最初の絶頂を迎えてしまったのだ。
 やがて、ゆっくりと息をする様子が伝わってきた。
 次に、男はポケットから太いこけし型のバイブを取りだした。それを秘裂にあてがうと、膣口は貪欲にも、たちまち呑み込んでいった。
 スイッチを入れて、大きく円を描くように根元を掴んで回した。膀胱から直腸まで、膣の内部の薄い粘膜を通して順繰りにバイブの頭が擦っていく。
 片手でバイブを操り、もう片手でまたもやクリトリスを擦り続ける。
 一度逝った亀頭は真っ赤になって、弾力を持ち、硬く大きくなっていた。それを再び指の腹でつぶすように擦っていく。指の腹を押し返す力は強かった。もう完全に勃起していた。
 やがて、二回目の思い切りの声が聞こえてきた。
「あっ、逝っちゃう……ううっ!」
 恥ずかしげに、男に悟られまいとする小声が喘ぎ声に混じって聞こえた。
 膣口にバイブを突き刺したまま、男はズボンを脱いだ。
「ああっ。また……逝っちゃう。ううんん……」
 逝くたびにバイブはグンと奥に吸い込まれた。
 友子の声は、しだいに大きくなり、三度目以降は周囲を憚ること無く、叫ぶまでになっていった。

<第6章 日干し(3) 終わり  この章はつづく>


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