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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第11章 尿道責め-12

第11章 尿道責め(12)

 芳子はお尻を高く上げる姿勢で、空気浣腸を受けていた。
 サキは浣腸器を手に、空気を腸内に送り込んでいる。
「ああっ。……いやぁ……」
 スーッ、スーッと空気が静かに入っていく。一リットルは入っただろうか。
「苦しい……もう、出ちゃう」
 浣腸器を外したとたん、芳子は起き上がり、あわてて洗面器を跨いだ。
 キシューッ。ボハッ、ババーッ。
 おしっこの残りとオナラが次々と激しい音を立てて出てくる。オナラの後、ニュルニュルと便が続いた。便が出なくなった後も、しばらくオナラだけが部屋に鳴り続いた。
「やっぱり溜まっていたんだね」
「恥ずかしいわ」
「さあ、ベッドに寝て。子宮口の検査をしてあげるわ。……詳しい検査は後でするけれど」
 芳子はベッドに寝た。膝を立てて足を開いた。
 サキは二本の指を膣口に挿入した。妊娠ももうすぐ中期ということで子宮口は膣の出口近くまで降りてきていたので触れやすかった。
 サキは子宮口と子宮頚部を探った。
 子宮口はしっかり口を閉じていて指の侵入を拒んだ。子宮頚部は異常が無かった。コリコリとした頚部を指で揉んだ。
「ああっ……」
 芳子が悩ましい声を立てた。
「あらあら、感じちゃって」
「だって……」
「もうベトベトよ。ほら!」
 糸を引いた密液をサキは芳子の目の前に出した。芳子は腰をよじった。
 大きな腹に聴診器をあてている。
「子宮の方はいいみたいね。でも胎児が心配なので後でよく調べるわ。……じゃあオッパイね」
 サキは芳子の右の乳房をつかんだ。黒紫色の大きめの乳輪の中に褐色の乳首があった。
 すっかり勃起して硬く大きく飛び出していた。根元から絞るように揉み込んだ。乳首の先から白い乳汁が滴になって出てきた。
「あらあら、こちらの準備は大丈夫ね。……いつ生まれても、大丈夫みたいね」
 乱暴に乳首をこね回している
「ああん」
「まあどうしたの。すっかり感じているみたいね。……すこし弄ってあげようか。もやもやと溜まってるんでしょ」
 芳子は頷いた。
「疼いちゃうわよね。……いい女がさ」
 サキは太めのバイブをワゴンから取り出した。
「これすごいのよ。中で球が前後に動くの。……試してあげるわ。さぁ、足開いて!」
「恥ずかしいわ」
 サキは芳子の女裂にバイブをあてがった。蜜液のせいで容易に膣内に滑り込んだ。スイッチを入れて円運動を始めた。
「うふっ。……ああっ」
 鼻が啼いた。
「ふふふ……ごきげんみたいね」 
 女裂からはヌチャヌチャと音がしてきた。そして酸味のある妊婦特有の蜜液の匂いが立ちこめ始めた。恥骨が鈍い音を立てて緩んだ。肉棒を迎える準備ができた合図だった。
 たちまち芳子は眉根を寄せて、大きな声を上げ始めた。
「そんなに声を上げると……恥ずかしいよ」
「はあん。だって……あん」
 サキが潜り込んで暴れている如意棒を遠ざけた。
「あっ、やめないでぇ……ねぇ、もっと……」
 切ない哀訴が思わず口走り、バイブを求めて腰が恥ずかしく蠢いてしまう。
「わかったわ。……存分に逝きなさい」
 再び、挿入される。
「いいっ……いいのぉ……いいのぉ、もっと……奥まで……ねぇ、おねがい……」
 やがて口がパクパクしてきたかと思ったら、大きく膨らんだ腹が小刻みに上下し始めた。
「おねがい……ねっ、クリトリス、……クリトリス、触って……」
 悩ましい目をして絶頂をねだっている。 
「そろそろ昇天ね」
 芳子の意識は宙をさ迷っている。こらえようのない熱い炎にあやつられ、足の指がもどかしそうに蠢いている。
「ねぇ、……もっと激しく……お、おねがいよぉ……」
「だめよ。……お腹の赤ちゃんに悪いわ」
「あっ、いやぁ。……ねっ、……もっと、……は、早く……動かして……」
 芳子は、なまなましくむせび啼き、両足を左右に大きく開いていた。
「ううん……ああっ、逝く……」 
 芳子は絶息しそうな感じで大きくなった腹を精いっぱい突き上げて昇天状態を伝えている。口が半開きになり、鼻孔が全開になって喜びを一杯に表していた。
 その瞬間、羞恥の翳り花にバイブがググッと引き込まれ、音が消えた。
 絶頂の余韻に浸っているのか、内腿が痙攣してバイブを外から食い締めている。
 大きな吐息と共に、その後は徐々にバイブを吐き出すかのような動きになり、バイブが大きく揺れながら膣外に排出された。とたんに部屋の中にバイブのうなり音が恥ずかしく響きわたった。
「あとでおなかの検査しようね」
「……」
 芳子は小さく頷くだけだった。
サキは哀れむような顔をして汚れたT字帯をはめ直してやった。
<第11章 尿道責め 終わり  華麗なる転身は終わり、続・華麗なる転身につづく>


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