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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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フレア ヨガ教室-2

 まだまるで奇人を見るような目で若菜を見つめるメンバー達。その話題にも触れず何事もなかったかのように口を開こうとしている若菜に頭の中は混乱している。
 「私は東京に行って元ノウム原理教の深野浄京とフレア代表の下條高志と面会してきました。結果は2人とも世の中を恐怖に陥れようとしているような凶悪な人間にはとてもじゃないが思えなかったわ?フレアの事務所にも行ったけど、特に不審な事は感じなかった。でもね、フレアに関しては安心できないと思ったの。私に嘘はつかなかった下條高志だったけど、クリーン過ぎるのよね。クリーン過ぎる宗教団体などあり得ない。少なからず私利私欲は持ってるもの。もう少し様子を見る必要がある。そして重要なのはフレアの中にも派閥があり、全うな宗教団体を目指しているという下條高志派と、ノウム原理教のような過激派グループを目指す派閥があるとの事が分かったわ。その過激派思想の派閥を率いるのがサーガと呼ばれる男との話を聞けた。」
 「サーガ?一体何者ですか?」
近藤が聞いた。
 「分からない。下條高志も素性は知らないと言ってた。本名も分からない。でもどうやらフレアにつきまとうテロなどの噂は彼の率いる過激派思想グループによる物が大きいと感じたの。麻薬、レイプ、テロ…、私達が抱える問題をフレア内過激派思想グループは全て関わっている可能性が高いと思うの。その中で鍵を握るのがサーガと呼ばれる男。まずは彼の正体を暴きたい。だから元高田コーポレーションのビルに入ったフレア内に侵入し潜伏捜査を行う事を決めた。いよいよNFPを始動させる時が来た。近藤君、吉川君、君らにその任務を行ってもらいたいの。身元を隠し、顔を変えて、ね?出来るよね?」
突然の指名に戸惑った近藤だが、脇で吉川が脳天気に「ハーイ!」と答えた為、近藤も有無を言わずやらざるを得なくなる。
 「引き受けます。」
若菜はニコッと笑う。
 「頼んだわ?まずはヨガ教室に入門して内情を観察して欲しいの。君らの名前と顔はこれから与えるし、架空の経歴をレクチャーするから2人は夕方になったら私の所へ来て?」
 「ハーイ!」
 「了解です。」
若菜がニコッと笑うと石黒さとみが手を上げた。
 「私も参加したいです。女も一人いた方が良くないですか?」
そう言ったさとみに若菜は言った。
 「まずは彼らだけで任務についてもらうわ?得体が知れない団体だから女性はちょっと危険と判断したの。ま、私みたいに宙を浮ければ話は別だけどね?」
 「…そ、そうですか…」
宙に浮ける事に触れていいのか悪いのか分からないさとみは面倒な事には巻き込まれたくないと思い引き下がったのであった。


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