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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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フレア ヨガ教室-1

 「NFP捜査を開始します。」
東京から帰って来た若菜は県警本部長である佐藤幸一にそう宣言した。警察にとっては過去に例がない初めての試みだ。もし失態を演じれば県警本部長である佐藤にも責任はのしかかる。ああ、分かったでは済まされない重い重い言葉であった。神妙な顔付きで若菜に答える。
 「頼んだぞ?」
その言葉の意味は失態を演じた時に自らも責任を負う覚悟が出来ていると言う事だ。若菜はその事を瞬時に理解する。
 「責任を持って任務遂行に当たります。」
 「うむ。」
若菜は凜とした姿勢で敬礼をし、佐藤もそれに答える。敬礼を解いた若菜は迷い無く本部長室を後にした。
 特命捜査対策室に戻った若菜は全員を召集する。
 「会議やるよ!第二会議室に集合!」
 「はい!」
全員が若菜のただならぬ雰囲気を感じた。それはNFP捜査がいよいよ本格的に開始するんだと言う事を理解した。仕事を途中にして若菜の後を追う。
 第二会議室に入ると異常な光景を目にするメンバー。何故だかしらないが、若菜が椅子ではなく長い机の上に座禅を組んでいた。
 「??」
メンバー全員が第二会議室に入りドアが閉まる。すると若菜は奇妙な唸り声を上げた。
 「ンヌヌヌヌヌヌ…」
全員が眉をひそめて若菜に注目する。そして若菜が大きな声を出した。
 「はぁぁぁっ!!」
いきなりの大声に全員がビクッとする。しかし本当に驚いたのは次の瞬間であった。
 「えっ…!?」
全員が目を見開いて驚愕する。何故なら若菜の体が宙に浮いたからだ。目を疑った。夢を見ているのかと思った。何のトリックかと疑い、何かで吊しているのかと思い目を凝らすがそれらしきものは見当たらない。若菜の体はどんどん宙に浮いていく。唖然とするメンバー全員が見守る中、若菜は会議室を宙に舞いながら一周してゆっくりと降下し椅子に座る。
 「さ、席について。」
何事もなかったかのように会議を始めようとする若菜。メンバー達は呆然としながら椅子に座る。
 (な、何なの今の!?ち、宙に浮いたよね…?見間違い…?そ、そんな訳ない!全員見てるし!)
中垣結衣は動揺を隠せない。それは石黒さとみを始め全員が同じだった。
 (いちいち訳分からない人だわ…)
マギーさえ動揺を隠せない。戸惑う視線を受けながら若菜は口を開く。
 「では捜査会議を始めます。」
何事もなかったかのように会議を始める若菜。はっきり言って重要な内容を伝える会議の前に全く必要ないパフォーマンスであった。が、若菜はどうしても見せたくて仕方がなかったのだ。平静を保ちながら心では天にまで届くかのように拳を突き上げて爽快感に浸っていた。


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