投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

今から恋を始めよう
【女性向け 官能小説】

今から恋を始めようの最初へ 今から恋を始めよう 46 今から恋を始めよう 48 今から恋を始めようの最後へ

-5


吉野さんを出国手続きの場所まで見送って、
ハッと気がついて、ヒールを履いた。

そのまま出社して
食堂で野口さんを捕まえる。

「無事に会えた?」
なんてニヤニヤする野口さんと山田さんと楠さんに
「ええ。ありがとうございます」
と嫌味っぽく言えば
「俺らも、感動的な場面に立ちあいたかったよ」
なんていう。

この経管ども!

「なんでいつもお忙しい経管が、今日はお揃いで食堂にいるんですかっ」
「佐々木さんが俺らを探すかな〜と思って」

私は、小さくため息をついて軽く会釈をしてその場を離れた。
その後ろから

「佐々木さん、人を探す時はスニーカーで行った方が良いよ」

なんて言葉が飛んできて。
まったくなんなんの?経管ってどこまで知ってる訳?
と、プンプンしながら自分の部に帰った。

私に与えられた期間は1週間。よく考えよう。

寝ても覚めても、私はこれからの可能性と。
これから自分がしたいことをよく考えた。

吉野さんとはまだ何も始まっていない。
でも、こんな状況で遠距離恋愛は出来ない。

自分のするべきことを心に決めるのは割と早かった。



今から恋を始めようの最初へ 今から恋を始めよう 46 今から恋を始めよう 48 今から恋を始めようの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前