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今から恋を始めよう
【女性向け 官能小説】

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「じゃ・・じゃぁ!なんで?」
「ん?」
「なんでいつもセックスの後すぐに帰ったの?」

「何?寂しかったか?」

口調は茶化しているのに真剣な目で聞いてきた。
寂しい訳ないじゃない。
そう強がりを言おうとして、その吉野さんの真剣な視線に素直になる。

「うん」

そんな私の返事に苦笑いして。

「終わった後に、ずっと一緒にいたら、もう―――離せなくなるだろうが」
「・・・・」
「可愛くて。愛しくて。麻子の事情を考えずに
UKに連れて行きたくなるだろうが」

「そうしてくれても良かったのに・・・」

泣きそうにいう私にまた苦笑いして。
そして私の髪をくしゃっと触った。

「好きな女に、そんなことは出来ないよ」

そんな風につぶやいた。

「麻子。今から、恋を始めよう。恋人としての二人の関係を始めよう」
「うん」
「籍は?どうする?」

笑いながらそう聞くから

「恋人の期間が終わったらね」

私も笑いながら答えた。


I want us to be together for right now.





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