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アンバランス
【OL/お姉さん 官能小説】

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アンバランス-4

(4)


 うっかりサポーターを忘れたのはある雨の日である。
(体育がある……)
授業を休もうか、本気で考えた。だが刺激の元がなければいい。
「雨の日は教室で保健の授業になることが多いんです。だから安心していたんですが……」
体育館に集合と連絡があったのは直前である。欠席届けを出すには遅すぎた。そして最悪の状況になった。女子の授業も体育館になったのである。

 授業が始まって女子の黄色い声が響いてきた。女子はバレーボールである。
(プルンプルンと乳房が揺れているだろう)
意識しないように、女子を見ないように。それが却って意識過剰になったのか、間もなく勃起してしまった。
(まずい!)
位置を真上に調整してどうしようもなかった。
「ぼくはうずくまって下腹を押さえました」
ここから逃げ出すした方法はない。
「先生、おなかが……」
「どうした、トイレか?」
「は、はい、うう……」
「辛そうだな。すぐ行ってこい。あとはいいから保健室で休んでいろ。誰か、井原先生に連絡しなさい。西野が具合悪いからって」
「はい」
誰かが走っていった。
 体を折り曲げるようにして歩きだすと笑いが起こった。
「もらすなよ」
「こら、からかうな」
言っている先生も笑いをこらえている言い方だった。

 体育館を出て間もなく、徐々に漲りは治まっていった。小便をするとさらに落ち着いた。
(どうしようか……)
戻ればまた同じことになる。刺激を受けて間もないのだから敏感だ。
「それで……」
「保健室にいったの?」
「ええ、でも保健の先生はいなくて、ぼくはベッドに横になるとほっとしたせいかいつの間にか眠ってしまったんです」
 眠ったのはわずかな時間だった。ふとした気配に目を覚ますと、保健の先生がそばにいた。
(井原先生……)
先生の視線と体の感覚に、はっとした。
(勃起してる!)
先生は『ソコ』を見ていた。

「動けなかった。もう隠しようがないんですから」
「それで、どうしたの?その先生」
私は昨日の自分を重ねながら訊いた。
「……お姉さんと、同じ事、してくれました」
「ほんと?……」
(先生が……)

 ぼくと目が合った先生は強張った表情の中に不思議な笑いを滲ませていた。
「おなかが痛いって、どこかにぶつけたの?」
ぼくの膨らみがどういう現象なのか、当然先生はわかっている。
「診てあげる」
乱暴にジャージを引き下ろされた。
「あ……」
「そのままにして。先生、看護師の資格ももってるの。だから、診てあげる」
有無を言わせぬ流れだった。

 下腹に貼りついたように漲るペニス。
「どうして、こんな……」
井原先生はたじろいだようだったが、その手は迷わず幹に伸びていった。
「すごい……」
先生の口は半開きになって独り言みたいに呟いた。
「若いから……。おなかが痛いって、これなのね。……これじゃ、よくないわ。よくない。……治してあげる……」
覆い被さるように咥えてきた。
「咥えたの?」
「はい」
「ほんと……」
何とも大胆な……。私は呆れながらも、気持ちがわかると妙な納得をしていた。こんな見事なペニスを目の前にしたら、
(おかしくなっちゃう……)

 先生は狂ったようにしゃぶって扱き立てた。
「うっ、うっ……」
目を閉じて苦悶の表情の井原先生。首筋には血管が浮き出ている。
「ぼく、すぐに出ちゃいました」
体を突っ張って、貫く快感に呻いた。夥しい量の放出感があった。先生は喉を鳴らして飲み下していった。
「飲んじゃったの……」
私は飲んだことはない。口でイカセタことはあるけど……。

 先生は口から垂れる精液を手で拭いながら、放心したように床に座り込んだ。
「おなか痛いの、治った?」
とても怖い目をして言った。
「こんど、ゆっくりいらっしゃい……もっとよく、診てあげる」
 その後、ふとした時、遠くからぼくを見つめる先生の姿を見た。
あろう。
 いきなりフェラチオとは、中学生にとってはショックだっただろう。それも、教師、学校である。
「結局、その先生とセックスしたの?」
「はい……だいぶ経って……」
「それが初体験か」
「いえ、最初の相手は別の人です」
「ええ?誰よ、それ」
「隣のおばさんです……」
私は昂奮が高まってくるのを感じていた。見ると彼のペニスが復活しかかっていた。

 ベッドににじり寄った。
「舐めたくなった……」
咥えると口の中いっぱいに充ちた。
とたんに、欲しいと思った。口を離し、彼の上に跨って一気に納めた。ぐんと子宮に響く圧迫がある。
「あううう」
「ううん……」
『生』で挿入したくなった。
(私のもの……)
なぜか強くそう思った。
「ねえ、ヒロくんって、呼んでいい?」
「はい、お姉さん……」
上下に動き始め、太いペニスが私をえぐる。
「出る時、言って」
「はい……」
ヒロくんは眉間に皺を寄せて息を乱しながら答えた。


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