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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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山崎剛志-9

 「あらあら、顔付きまで変わっちゃって…。」
若菜が溜息をつきながら取り調べ室へと入って来た。
 「コイツ、何とかして下さい!セクハラまがいの事ばかり言って来て!こんな取り調べがあるんですか!?」
玲香は息巻いていた。
 「そんなにセクハラかしら?あなたもキャバクラに勤めてたんならそのぐらい慣れてるんじゃないの?キャバクラのお客やシャブを欲しがる男なんてもっと凄いことを口にしてたんじゃないの??」
 「そ、それは…。」
あれほど興奮していた玲香を一発で黙らせる若菜も凄い。玲香が黙ったのを見て若菜は本題に入る。
 「ちょっと聞きたいんだけど、あなたは山崎剛志を愛してしまったって言ったわよね?」
 「はい。」
じーっと目を見つめてくる若菜に耐えきれず視線を床に落とす。玲香が嘘をついた時の特徴だ。
 「本当かしら?山崎剛志を愛してしまったのはむしろ吉川華英なんじゃないの?」
 「…。」
視線を戻した玲香の目は明らかに動揺していた。それは若菜に真実を見透かされているような感じがしたからだ。若菜がどこまで気付いているのか恐怖を感じる。
 「図星?」
 「ち、違うわよ…。」
明らかに歯切れが悪くなる。
 「そう。じゃあ何で暫く前に姿をくらました吉川華英が山崎剛志の部屋で一緒に死体で見つかるの?」
 「!?」
玲香はようやくその事実を掴まれている事に気付く。体全体の落ち着きがなくなる。
 「しかも彼の部屋には麻薬や覚醒剤がわんさかとあったそうじゃない。あなたはそこから麻薬や覚醒剤を持ち出しで売り捌いてたんじゃないの?」
 「…。」
玲香はふて腐れたような表情でソッポを向いた。
 「もう吐いた方がいいわよ?もう逃げられないんだから。」
玲香はその言葉を聞いた後、暫く間をお置いてから口を開く。
 「私と華英は山崎に使われて麻薬や覚醒剤を売っていた…。いえ、売っていたと思ってた。でも違った。山崎と華英はいつの間にかデキていて、麻薬や覚醒剤を売らされていたのは私だけだった。華英は私と同じく辛い思いをして麻薬や覚醒剤を売ってると私に見せかけておいて自分は私が麻薬や覚醒剤を売ったお金で山崎と遊んでたのよ!私は許せなかった。だから殺したのよ!死んで当然だわ。もとはと言えば山崎が招いた事態なのに苦しんでるのは私だけ。だから山崎の部屋にあった麻薬や覚醒剤を売ってお金を手にするのは当然の権利よ。山崎と華英に騙されて不幸な思いをした分の代償だわ!フン!」
玲香は開き直ってそう息巻いた。


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