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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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山崎剛志-10

 若菜はそんな玲香を微動だにせずに見つめていた。
 「どうしてこっちに戻って来たの?」
 「別に?気まぐれよ。慣れ親しんだ土地の方が生活しやすいし、私は東京は肌に合わない。持ってきた麻薬や覚醒剤を売り捌けば一生遊んで暮らせるだけのお金になるからこっちでゆっくりと暮らそうと思っただけ。」
 「そう。じゃあお望み通り、ゆっくりと暮らすがいいわ?塀の中で、ね。」
若菜はスッと立ち上がり取り調べ室を出た。どうやらこの件は何の陰謀もないらしいと判断した若菜はこれ以上玲香から引き出せる情報はない、そう考えた。この件で注目すべき点は山崎の麻薬や覚醒剤の入手経路のみに絞られた。大量の麻薬や覚醒剤と言えば田口徹が所持していたと見られる麻薬や覚醒剤の行方は未だに明らかにされていない。一時は瀬川涼子が持ち出してどこかに隠したのではないかと言う疑惑も浮かんだが、捜査の結果違う事が分かった。その行方不明になっている麻薬や覚醒剤を手に入れた者は誰なのも究明したい一件である。若菜は山崎の部屋の捜査結果に大きな期待を寄せていた。
 暫くして山崎の部屋の捜査を行っていた原西から電話があった。若菜はその報告を受け、ある企業の名前を聞いて絶句したまま言葉を失ったのである。
 「え…?あ、R4…?」
と。
 田口徹の幻影が若菜の目の前に立ちはだかるのであった。


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