ら-6
「え?やめるの」
「ああ。ゴムないんだろ?」
「ないけど・・・」
「なら、しない」
キッパリと言いきるその雰囲気は
私を妖しく誘惑していた1分前と同じ人物だとは思えない。
「したいのか?」
軽く顎を上げて、あの笑い方で私に笑いかけた。
「・・・・」
何も答えない私に苦笑いして
「大事にされとけ」
そう言ってキスをした。
「でも・・・麻子はイかせてやる」
そう言うと、私の返事を待たずに一瞬にしてさっきの妖しい雰囲気に戻った。
「え?」
優しく、でも強引に私の中に入ってきた指はさっき探し当てた私の場所を刺激する。
「あ・・・っ」
身体がギュッと力が入って奥から痙攣してきたところで
指を引き抜かれる。
「ゆ、ゆう。もっと・・・」
「もっと、何?」
冷静な吉野さんの声に急に恥ずかしくなって返事をしないで横を向いた。
そんな私の顎を持って顔を正面に持ってこさせて、視線を合わせる。
「言えよ」
そう言ってあの笑い方をした。
「もっと、ちょうだ・・・い」
その言葉を待っていたかのように、さっきまで指が入っていたその場所に
いきなり舌が入ってきた。
「あぁぁ・・・ぁ」
指と舌で執拗に刺激され、さっきの感覚がすぐに私を包み込んだ。
「ああぁ・・・・ゆうぅぅぅ・・・」
私は、吉野さんの名前を呼びながらイった。