ら-4
当たり前のように吉野さんの手が私の身体をくまなく這いまわった。
その手が撫でた後の私の皮膚は熱く燃えるような感覚で
再びその手が戻ってくるように皮膚が懇願する。
「ゆう・・」
私の中で既に吉野さんは「祐」になった。
「その呼び方・・・いいね。気に入った」
その手をゆっくりと下着の中にいれ
そっと私の秘部に触れる。
「麻子」
吉野さんに呼ばれたその名前は、甘く私に染み込んだ。
中指を私の中にぬるっと入れ、
イイ所を探すように優しく動いた。
「んあぁ・・・っ」
「ココか」
ニヤッと笑ったその顔は、いたずらっ子のようで
満足げにそこを執拗に触り続けた。
「ゆう・・・ぅ」
「ん?」
私の反応を楽しむように、静かな顔で
私の中をかき回す。
身体が内側から熱くなって両手が吉野さんの首を絡め私に引き寄せる。
「もっと・・・ぉぉ・・」