ら-3
ワイシャツを脱いで、鍛えられた上半身を惜しげもなくさらしだす。
ゆっくりと私のブラウスのボタンをはずして。
優しく脱がせる。
女慣れしてるな。
そんなことを感じて小さく笑えば
頭を下げて、私の耳のすぐ下の首を軽くかんだ。
「何、思い出し笑いしてるんだよ。余裕だな」
少し怒った口調で首を噛み続ける。
「違・・・うの。祐のブラウスの脱がせ方が
女慣れしてるな、って思ったのよ」
その言葉に反応して。それをいやみだと勘違いしたのか、
ドサッと身体を私に預けてきた。
「そうか。悪い。柄にもなく緊張してる」
緊張?
そう言いながら、まるで緊張という言葉とは正反対の動きで。
私のスカートとストッキングを慣れた手つきで脱がせる。
やっぱり慣れてるじゃない。
そう思っているうちにブラをはずされて、舌で刺激される。
「ん・・・っ」
久しぶりの行為に思わず声が漏れた。
その声に反応して吉野さんが乳首を噛んだ。