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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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白川歩美-7

 次に額の大きいのが吉川真利愛という女子高生の200万円。こちらは細かく金を巻き上げているような記録だ。50万、100万、150万…、計12回に渡り巻き上げてるようだ。日付を見ると割と最近まで金を巻き上げている為、まだ現在進行形の可能性がある。
 「でも女子高生がどうしてこんな大金を持っているのかしら…。」
若菜がそう言うと、俗話大好きな吉川がまた証拠にもなく口を挟んでくる。
 「そりゃあ援交でしょ!女子高生ならいい金取れるでしょ!」
 「まー、そうかも知れないけど、それにしても額が大きすぎるわよ。女子高生の援交の相場ってどのぐらいなの?」
 「3万から5万ぐらいじゃないですかね。」
そう自信満々で答える吉川はみんなから疑いの目を浴びている事に気づいてもいない。
 「でもさー、これ見てると月1で払ってるみたいだけど、一ヶ月50万としても1回5万で10回でしょ?150万なら30回…、一日一人でも毎日よ?ちょっと現実的じゃないんじゃないの??」
 「切迫詰まったらヤルでしょ。一日3人とやれば15万、10日で稼げるし。」
若菜は腕組みをして考える。
 「不可能ではないかもね。でもそこまでしてお金を払い続ける理由って何なんだろう。よほど重大な事を握られて脅されてたのかなぁ。」
 「まー、乱暴されて写真とか撮られて脅されてたんでしょうね。金を払わなければネットにバラまく、お前の恥ずかしい姿が永遠に多くの人間の目にさらされる事になるぞ?的な。レイプ犯の良くする事じゃないっすか。」
 「それはそうだけど、もっと何かあるんじゃないかって思うのよね。写真をバラまくぐらいの話にしては額が大きすぎるような気がするの。」
 全員が若菜の言葉に注目する。
 「恥ずかしい写真をバラまかれる事以外にこの女子高生が負い目に感じる何かがあるような気がしてならないのよね。ほら、他にも女子高生から巻き上げてるけど、額はみんな100万以下よ?この吉川真利愛って子だけ群を抜いて額が多い。」
 「確かに…」
 「よし、この吉川真利愛って女子高生を探して?恐らく県内のどこかの高校に通っているはず。見つけ出して事情を聞いてみようか。金田君とさとみちゃん、お願い!」
 「分かりました。」
さとみは相手が吉川でなくホッとした。真面目過ぎてつまらなく思う時もあるが、任務に当たっている時はおちゃらけ系より全然ましだ。さとみは元気に声を出して金田について行った。


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