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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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真田竜彦-8

 渡辺の乗る面パトに戻った華英。華英の肩をポンと叩いて労う。
 「よくやった、お疲れさん!」
 「いえ。」
そのぐらい簡単だ的な態度が他人から見れば憎たらしいが、渡辺には可愛らしく感じる。
 「でもあの真田って男、やはりちょっと怖いですね。ヤクザとはまた違う目の怖さ感じました。女として嫌な感じ…。上原さんの睨んだ通りかも知れません。さすが上原さんです。」
華英もまた若菜を尊敬する刑事の一人だ。恐れ多く話しかけられないが、しかし若菜の指揮の元、捜査を出来る事に喜びを感じていた。
 「それと、同じ社員の中にもう一人危険な視線を感じた男がいました。犯人は2人組ですよね?もしかしたらこの2人が犯人なのではないでしょうか…。」
 「それは気になるな…。」
 「名前は金沢とネームプレートに書いてありました。下の名前は分かりませんが…。」
 「そうか。じゃあ早速上原本部長に報告しよう。お前がするか?」
 「い、いえ…無理です…。」
渡辺はニコッと笑って若菜に電話をした。どんな捜査をして何が分かったのかを報告する渡辺。
 「指紋採れましたか!ご苦労様です!金沢…ですね。調べてみます。あとその三島華英刑事にお疲れ様、ありがとうってお伝え下さい。今度ご飯行きましょうって!」
 「ははは!喜びますよ、きっと。では!」
渡辺は電話を切った。
 「上原本部長が今度ご飯行きましょうだってさ。」
 「えっ…!?」
華英は気が動転した。
 「よかったな、三島!」
 「む、無理です、上原さんとご、ご、ご飯だなんて…」
すっかり萎縮してしまった華英に先程堂々と侵入捜査をした姿はなかった。華英にとっては神の上の存在だ。神以上の若菜との食事など怖くて想像するのも嫌だった。
 それから2時間後、鑑識の南原から若菜に連絡が入った。
 「一致です!煙草の吸い殻から検出された指紋と真田竜彦の指紋が一致しました!犯行とは繋がりませんが、真田竜彦が犯行日にあの海岸で怪しい2人組が煙草を吸っていた場所にいた事は証明出来ます!」
 「そう!お疲れ様!ありがとう!」
若菜は電話を切るとすぐさま渡辺へと電話した。
 「煙草と真田竜彦の指紋が一致したわ!任意で引っ張って?令状取るから家宅捜査もお願い!まず車、アパートを!」
 「了解!」
渡辺は令状が届くのを待ち、社員通用口に見張りをつけ、そして西進不動産の中へ入って行った。


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