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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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真田竜彦-6

 本来麻薬捜査が主の渡辺が自分から買って出た。真田竜彦の張り込みの指揮を請け負った渡辺は捜査会議が終わりすぐに柳井市にある西進不動産に向かった。近くのパーキングに車を停め張り込みに当たっていた近藤と吉川に合流する。
 「まだ誰も外回りには出ていません。あそこが西進不動産の駐車場で、営業車は全部で3台のようですが、今のところ全部駐車してあります。その向こうが社員駐車場だと思われます。例の車両はあれです。」
近藤が指差す先にはマークしいたクリーム色のエログラインドがあった。
 「よし、では誰かが客を装おって店内に入り物件を探す振りをしてくれ。そうだな、出来れば女がいいな。三島、頼めるか?」
3人女性警察官がいるうちの、一番の綺麗どころの三島華英を選んだ。女好きなら綺麗な女性を見た瞬間、自ら積極的に対応しようとするはずだと考えた渡辺は華英を指名した。
 「三島、ちょっと危ない橋を渡るかもしれないが、平気か?」
華英は神妙な表情を浮かべながら言った。
 「問題ありません。」
 「よし。三島には嫌な女性客を演じて欲しいんだ。まず第一目的として事務所に真田竜彦を貼り付けさせておきたいんだ。その隙にあの車についた指紋を取りたいからだ。なるべく長く引き付けておいてくれ。第二に指紋がうまく検出されなかった時に、もし真田竜彦が犯人なら嫌な女を演じたお前をターゲットにするはずだ。顧客情報として記入した住所を必ず悪用してお前をレイプしようとするはずだ。もちろん住所は架空の住所を使う。」
そう言って自分のアパートの住所を書いたメモを渡す。
 「いいか、住所を書く際にメモを見たら怪しまれる。だから覚えるんだ。いいな?」
 「分かりました。」
 「そうか。でも必ず我々がフォローするからな?頼んだぞ?」
 「はい。」
華英は渡辺の背中を見て育って来た。現在25歳。彼氏なし。渡辺について暴力団の事務所にまで行った事もある。渡辺が安心して任務を任せられる人間だ。
 華英は束ねていた髪を解いた。美しい長髪がフワッと降ろされた。
 「行って参ります。」
華英は西進不動産に歩いて行った。 
 「いらっしゃいませ!」
店内の社員が一斉に華英を見る。朝からの美人の客に浮き足立った視線を向ける男性社員が数名、その中で刑事の勘として期危険な目つきで見つめて来る男性2人に気付く。そのうちの一人は若菜からの報告通りのソフトモヒカンの髪形をした男であり、すぐにそれが真田竜彦だと分かった。その対面に座っている色気ムンムンの女性社員の敵対心剥き出しの視線をスルーしながら意味ありげにソフトモヒカンの男に向かいニコッと微笑みかけてみた。


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