投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 124 特命捜査対策室長 上原若菜 126 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

真田竜彦-5

 「はい。上原室長から依頼を受け、携帯番号の調べを進めました所、まずその携帯はLCCココモ社と契約されてる番号で、契約者は柳井市に住む会社員、真田竜彦と言う25歳の男性である事が分かりました。運輸局に問い合わせ、この男性の所有する車種はエログラインド、色はクリーム色、ナンバーは柳井356は1107です。」
そう言った所で再び若菜が呟く。
 「イイオナ…」
特に意味はない。条件反射だ。取り敢えず今は金田の報告に皆が集中しており誰も聞いてはいなかった。
 「現在特命捜査対策室の近藤と吉川が真田竜彦なる男の勤め先、西進不動産に張り込みに行っている所です。報告は以上です。」
一例して金田は着席した。
 「今報告があった真田竜彦という男性はあくまで現段階において犯人の可能性が高いというだけであり断定は出来ません。犯行につながる物証が今のところ何もありませんから。しかしもし真田竜彦から犯行に使われた金属バットが出てくれば動かぬ証拠となります。もし彼が犯人でまだ金属バットを所持しているなら必ずどこかのタイミングで手元から離すはずです。ですから今日から御洗署の渡辺警部に指揮を取ってもらい、真田竜彦を徹底的に張り込んで下さい。うちの吉川と近藤も使ってもらって結構です。」
渡辺智則、50歳。ベテラン刑事である。長年暴力団や麻薬などの事件に携わって来た強者だ。渡辺は若菜に敬礼しながら答える。
 「はい!」
 「あとは引き続き現場の聞き込み、物証捜査について下さい。ちなみに真田竜彦という男の髪形はソフトモヒカンだそうです。以上です。」
捜査員達は一斉に捜査に向かった。若菜は金田とマギーを呼ぶ。
 「真田竜彦が今回の犯人なら、必ず柳井市及び周辺でレイプ事件を起こしているはず。だから柳井市周辺で起きた未解決レイプ事件を洗い出してちょうだい。もし可能なら被害女性と面会して犯人の特徴など些細な事でも全て聞き出して欲しいの。いい?」
 「はい!」
金田とマギーは県警本部に戻る。
 車を運転する金田。特命捜査対策室の中の男性でマギーは一番金田が安心出来た。マギーはチャラい男やふざけた男が大嫌いだ。真面目を絵に描いたような金田には信頼をおけた。
 「金田さん、どうして男はレイプなんてするんですか…?」
真面目な金田は女性であるマギーにそのような質問をされ困惑する。
 「皆が皆、そんな男じゃないよ。俺にはそう言う事をする奴の神経が分からない。」
そんな答えをした金田にマギーはそうですねと答えながら思った。
 (真面目なんだな、本当に。)
と。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 124 特命捜査対策室長 上原若菜 126 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前