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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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女、セックス-16

 ミズキは喜多の頭を撫でていた手をゆっくり下ろすと、顔は相変わらず天使の笑みを浮かべているのにも関わらず目が笑っていないような視線で少し和典を見つめた後、喜多の胸から離れ背中をソファにつけて静かに言葉を並べ始めた。
 「私ね、良くお客さんから、こんなエッチな彼女がいたら最高だとか、根っからのドスケベじゃないとこういう仕事できないよねとか、そんな可愛い顔してヤリマンだなんてショックだとか、言われるの。」
 「そ、そうなんだ…。」
喜多にはこれからミズキが何を言おうとしているのか全く見当がつかなかった。戸惑う喜多に一切視線を向けずに床を見つめながら、まるで独り言を言うかのように言葉を続ける。
 「色んなお客さんがいるの。殆ど無口でひたすらいやらしい事をしてくる人、エッチ丸出しで体を求めてくる人、ひたすら私を罵ってニヤニヤしながら乱暴して来る人。特に酷いお客さんがいて、クソヤリマン、淫乱娼婦、クソ変態…、そして入れながらずっとクソビッチ女が!、淫乱ビッチ女が!、誰にでも股を開くヤリマンビッチがって罵りながら私を犯す常連さんがいて、そのお客さんの指名が入った時は本当にこの仕事が辞めたくなる。でもお仕事だから笑顔を作って呼ばれたホテルの部屋のドアを開ける。本当ならお店の人に言って出禁にする事も出来る。でも私は耐えるの。私はどんな思いをしても一円でも多くお金が欲しいから…。そんな嫌な人にもなるべくオプションを使って貰えるように努力するの。オプションは全額貰えるから。こんないやらしい道具で攻めて欲しいだなんてどこまで変態淫乱ヤリマンビッチなんだって言われて喜んだような顔をして使って貰う。終わった後は…死にたくなる…。それでもお金が欲しいから、耐えるの…」
喜多はとてもじゃないが何故そこまで金が欲しいのか聞く気にはなれなかった。しかし喜多の何故?の答えをミズキは自ら言う。
 「私の両親は悪い人らに騙されて多額の借金を背負わされたの。元々は裕福な家だったの。庭にプールがある程の。でもその家を奪われてもまだ足りない程の借金を背負わされたの。全財産も奪われてもまだ一億円の借金が残ってた。もう払うお金はない。両親はそいつらに監禁されてるの。私が一億円を揃えて返すまでは居場所も教えて貰えないし逃げたらどうなるか分からないって。私は両親が大好き。私をずっと大切に育ててくれた。そんな両親を私は見捨てたくない。私はね、働くしかなかったの、風俗で…。それ以外に多額の借金を早く払う術を知らなかったから。ねぇ、私の処女喪失はデリヘルを始めるに当たっての、両親を監禁してる組織のボスの試し打ちなんだよ?笑っちゃうよね…」
そんな重すぎる話に、簡単に言葉をかける事など出来る訳がなかった。喜多はミズキの横顔を見つめる事しかできなかった。


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