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愛犬クラブ
【獣姦 官能小説】

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愛犬クラブ-2

結婚まで Part1

夫のジョンとの出会いは人間同士の結婚でした。ジョンは元夫の士郎の飼い犬で連れ子みたいなものでした。

元々子供が欲しかった私は30歳手前という年齢からの焦りから、『婚活』というのを始めました。男性は違うかもしれませんが、女性の場合は若いうちに結婚しないと子供が産めません。愛する人と結婚して子供を産むというのが理想でしょうけど、30歳手前の私はそういう理想を追い求める時期は過ぎてしまったと思っていました。

そんな婚活の中で知り合ったのが士郎さんでした。地位も収入の申し分ない男性で結婚相手としては申し分のない方でした。

三回目のデートの時士郎さんがジョンを連れて来ました。一目惚れではなかったです。このときには、私は士郎さんと結婚するんだろうなと思っていたので、こんな大きい犬と一緒に生活できるのかしらと心配した位で、特に大きな想いをジョンに抱いだわけではありません。後から考えると運命って不思議だなと思います。ジョンと私が愛し合い、子供まで産むことになるのですから。

ジョンと私はすぐに仲良くなりました。ジョンは大きな身体をしていましたが、聞き分けがよく賢い犬でした。士郎さんはデートの時、たまにジョンを連れてきました。そんな時は私とジョンはじゃ合い、遊んでいました。もちろん、この時はまだジョンに特別な想いを抱いてはいませんでした。

その後、私と士郎さんは結婚しました。結婚生活は単調でつまらないものでした。夫は仕事が忙しく、家を留守にすることが多く、家にいても会話はほとんどありません。私は次第に自分が家政婦のような気がしてきました。

このままではいけないと思っていました。結婚して子供を産んで幸せな家庭を作るという目的が私にはありました。恋愛からの結婚ではありませんでしたが、私は士郎さんのことが好きでした。だからこそ、私は士郎さんと結婚し、士郎さんとの間に子供が欲しかったのです。でも、士郎さんはほとんど私を抱いてくれませんでした。

以前、私から士郎さんを誘ったことがありました。

私は夫がお風呂に入っている間に用意していた下着に着替えました。透けるような薄い布で作られた下着、男を誘惑するためのデザインをした、とてもいやらしい下着でした。

初めて身につけた卑猥な下着姿を確認するために、私は寝室の姿見に立ちました。

いやらしい下着姿の自分を見ると、まるで自分が淫らな女になったようで恥ずかしかったのを覚えています。でも、これで士郎さんがその気になってくれたら、そんな思いで私は恥ずかしさに耐えていました……。

最後に身体を重ねたのはいつになるでしょう。私はそんなにセックスが好きではありません。妊娠するための行為としか思っていなかったのです。でも、今は士郎さんとセックスしたいと思っています。士郎さんの愛情が欲しかったのです。

私の身体に魅力がないのかしら?それとも、士郎さんは私のことが好きじゃない?

私は何度も自問していました。私は夫を愛そうと努力しています。結婚生活を続けていれば、きっと夫を愛せるようになる、子供が出来たら、きっとすべてがうまいくいく、私はそう信じていました。

(これなら、大丈夫よね……?)

姿見の前でクルッと回り、改めて自分の姿を確認するすると、不安と期待とで、急に胸の鼓動が速くなっていったのを覚えています。

ガチャリと寝室のドアが開きました。

「どうしたんだ!?そんな格好して!」

部屋に入ってくるなり士郎さんが私の姿を見て、目を見開き、驚いていました。

「あの、気分を変えたくて……」
「ふーん、そうか……」

夫は冷たく言うと、ベッドに潜り込んでしまいました。私は意を決して士郎さん隣に横たえて、背中に胸を押し付けるように抱きつきます。

「----久しぶりにお願い……」

恥ずかしさに耐え、私は士郎さんの胸を撫で、ゆっくりお腹の方へ手を這わせると、そのまま股間に触れました。士郎さんのペニスはまったく反応していませんでした。

「恵理子、今日は寝かせてほしんだ……」
「そうですか……、ごめんなさい」

私は士郎さんから身体を離し、少し距離をとってから仰向けになりました。気が付くと、夫は寝息を立てていた。私の心は少しずつ冷めていき、ベッドから抜けだすといつもの下着に着替え、そのままパジャマを着ると、ベッドに潜り込み、いつものように夫と少し距離をとって眠ることにしました。

とても惨めな思い出です。これ以上、士郎さんとは無理かもしれない、そう思うキッカケになった出来事でした。


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