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会社の備品
【OL/お姉さん 官能小説】

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入社-3

■視点 川端春樹

 俺の入社した会社は、社員が30人ほどにもかかわらず、世界でも上から数えた方が早いという変わった企業だ。出すゲームのシステムの斬新さが人気を呼び急成長を遂げたこの会社は、どんな会社なのかと思えば、普通の会社だった。

 変わったことをしているわけでもなく、淡々とパソコンに向かって作業をするだけなのだ。不思議に思い先輩に尋ねてみたことがある。

「アイデアというのは、ストレス抱えてちゃいいのが浮かばないんだよ。だからうちの会社じゃ、いろいろなストレス軽減法が施工されているぞ。フレックスやノー残業、月一のリフレッシュ休暇とかな。」

 確かに、先輩方が残業をしていることなんて殆どないようだ。月に十時間を超えることも珍しいとか。世間じゃIT土方とか言われている業界だったから不安はあったが、この会社には当てはまらないらしい。

 なんでも社長のコネがすごく、多少の無理なら通してしまうらしい。結果、残業が発生しそうになるといろんなコネを使って、残業しなくてもよいように調整が入るとか。


 さて、俺達四人の新人は一週間しっかりとビジネスマナーの研修を受けたのち、男性三人は開発言語のセミナーへ、そして唯一の女性である岡田さんは、早くも経理の作業へと移った。

 欠伸が出るような座学を受けていると、視界の端で岡田さんがコピーをとったり、書類を運んだりと、いかにも新人らしい仕事をしていた。

 可愛い娘だなぁと思う。卒業した大学にも、あれだけレベルの高い娘はいなかったと思う。大学に通っていたら、楽しいキャンバスライフを送れていただろうに。

 それに家族思いで、貧乏な家のために進学はしなかったと言ってた。ほんと、いい子だ。

 出会ってまだ一週間だというのに、気づくと俺は岡田さんを探している。出勤途中、勤務時間中、そして定時後。果ては、土日休みにも街中を歩きながら、岡田さんを探している自分がいた。

 ……俺って、ストーカーの資質あるのかな。ちょっと自己嫌悪に陥る。

 ともあれ、俺は多分岡田さんを好きになっている。岡田さんと話している時の俺は、本当に幸せを感じているのだ。まるで、中学生や高校生の恋愛だ。

 でもそれは、他の二人の同期、西や岩倉も同じなんだと思う。岡田さんと楽しそうに話してる二人を見てると、卑しくも嫉妬心を覚えてしまう。

 せめて、彼氏がいるかいないかぐらいは聞いてみたいな。


 金曜日は定時の一時間前になると、オフィスの掃除の時間になる。新人はみんなの机を拭いて回ったり、掃除機をかけて回ったり、一階と三階の会議室を掃除したりと、特に忙しい。

 しかし、そんな掃除も、俺にとっては幸せな時間となるイベントがあった。

 俺が机を拭いていると、岡田さんが向かいの机を吹き始め、ちょうど向かい合う形になった。

「掃除大変ですよね。ビル、広すぎ。」
「全くだ、業者とかに頼めばいいのに。」

 話しかけられた俺は、そう返しながら視線を岡田さんへ向けると、そこから俺は目が離せなくなった。

 岡田さんは前屈みの姿勢になって机を拭いていたため、緩い襟元から白いブラがしっかりと見えたのだ。

 そして、机の奥を拭こうと、岡田さんは更に体を前に倒す。すると、ブラと胸の間に隙間が出来て、乳房の上半分が俺の目に飛び込んでくる。いや、その先端も少しだが見える。

 俺は机を拭きながらも、岡田さんの胸を目に焼き付けるようにして見ていた。しばらくすると、拭き終わった岡田さんが目の前から離れていく。

 しかし、俺の股間はすぐには収まらず、掃除の終わったトイレに駆け込んで、目に焼き付けた胸をおかずに、自分の股間を慰めることになった。

 それからというもの、掃除の時間は岡田さんと向かい合うように机を拭くようにした。近づいてきたら、敢えてゆっくりと拭き始めて、俺の向かいに来るように小細工までした。おかげて毎週岡田さんのブラを見れたし、乳房や先端も拝めることができた。

 掃除機もなかなか眺めのよいことになる。こちらも同様に前屈みなる必要があるため、背の低い岡田さんのブラが意外と見えた。

 何というか、無警戒すぎるよ、ほんと。

 とはいえ、スカートは全く履いてこないし、全然無警戒というわけでもないのだろうか。うーん、謎だ。


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