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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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崩れ落ちる城-1

 絵茉は自室のベッドで疲れた体を癒すように横たわっていた。
一馬は料亭で絵馬を弄んだあと、彼女を屋敷に送り届けそのまま仕事へと向かったようだ。
屋敷にはすでに帰宅していた一馬の妻、春花が優しく迎えてくれた。

彼女は青白い顔の絵茉をいたわって、すぐに部屋で休むように促した。今日は家政婦が急用で帰ってしまったから、私が栄養のある物作ってあげますからね。と穏やかに言った。
 数時間深い眠りにつき、夕刻に喉の渇きで絵茉は目を覚ました。水でも飲もう、そう思って静かに部屋を出、階段を降りる。すると、何かを投げつけるような音がキッチンから聞こえ、絵茉は息をひそめた。怒り狂ったような声が聞こえる。

「こんなもの!!!あの小娘め!」

それは聞いたこともないような春花の声だった。

「私の一馬さんを誑かすなんて、絶対許さない!覚えていろ!!!」

小娘って・・・私の事?絵茉の足がガクガクと震え出す。彼女が固まったまま動けないでいると、鬼の表情で春花が絵茉の存在に気がついて振り向いた。
いつもの優しい春花の雰囲気ではなかった。静かな声で絵茉に声をかける。

「ねぇ絵茉、今日一馬さんと一緒にどこへ行ったの?」

彼女はゆっくりと絵茉に近づいてきた。

「お・・おばさま・・・?」

「この包み、一馬さんの行きつけの料亭のものよね?一緒に食事したの?」

「は、はい・・・。」

「倒れたなんて仮病を使って、一馬さんを呼び出したの?今日は家に居るって知っていたものね。」

絵茉は今まで感じたことのない静かな恐怖に包まれる。

「私ね、あなたがこの家に来てから一馬さんと一緒に外出なんてしていないの。それどころか、私に触れさえしないのよ。どうしてだと思う?」

顔面蒼白の絵茉は何も答えることが出来ない。

「あんたのせいよ!あんたが一馬さんを誑かして、私から取り上げたんでしょう?!わかってるくせに、しらっばっくれるんじゃないわよ、このアバズレめ!!!」

春花はいきなり絵茉に襲い掛かり、彼女を壁に追い詰めると突然首に指を這わせた。


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