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俺の昔話
【その他 官能小説】

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中学2年二学期の思い出-3

チラチラと由美子を横目で何度も見てしまう。
一番後ろの席なので、後ろの席のやつを気にする必要が無いのは楽だ。

頬杖をついている肘の隙間からは乳房のふくらみがはっきりとわかる。うっすらと透けるブラジャー。机の下に目をやる、日焼けした綺麗な脚に思わず見とれてしまう。暑いせいなのか、ゆっくりと脚を閉じたり開いたりしている。

暑さで気怠い雰囲気の中、ようやく1時間目が終わり10分休みに入る。気付かないうちに口の中がカラカラだ。
「あー、のどカラカラ。」
誰に言った訳ではないが独り言を言いながら立ち上がると、由美子が聞きつけて
「ホント、暑いよね。私ものどカラカラ」
立ち上がって二人とも水道へ向かう。水をたっぷり飲んでおけば尿も沢山出るだろうと考えた俺は、由美子に水を沢山飲ませようと画策した。
「由美子、どっちが沢山飲めるか競走しようぜ!負けた方が、次の休み時間に階段往復ダッシュ3本な!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!それって何のプラスもないじゃん!」
「いやいや水も沢山飲めないようじゃ、鍛え方が足りないって事だから!じゃあハンデで先に俺が飲むから10秒したら飲み始めろよ!」
無理やり引きずり込む。由美子もブツブツ言いながらも
「まあ、どうせ負けないから良いけど」
などと既に戦闘モード。しめしめ。先に水を飲み始める。
純真な由美子は声に出して数を数え始めた。10秒たち由美子も飲み始める。

俺はインチキして少しずつしか飲まないようにしていたが由美子はごくごくとしっかり飲んでいる。1分半ほどして由美子が辛そうにしながらこちらを見る。俺も辛そうにする。2分ほどで由美子がギブアップ。ゴホゴホと咽ている。ホントに辛そうだ。

「ヤバい、ほんとヤバい。水を吐きそう。」見ていた女子が
「由美子馬鹿だねー、男子とやって勝てるわけないじゃん。しかも思いっきりがぶ飲みしてるし。」
俺は
「イヤー、由美子は頑張った!全然勝てたのに階段ダッシュがやりたくてわざと負けたんだよな!」
などとおちゃらける。由美子は恨めしそうに、こちらを見ながら
「そうそう、最近ダッシュ力が鈍ってきたから」
負け惜しみを言いながら、顔には笑顔が戻る。

2時間目が始まるので席に戻る。由美子がこちらを見ながら嫌味を言う。
「あー、お腹苦しいー。お腹一杯でやばいよー。」
「俺もお腹一杯でズボンがキツキツ。由美子は後で腹ごなしの運動できて良いよなー。」
「だったら誰かさんも一緒に運動する?」
「・・・結構です!」
授業が始まる。

暑さはますます厳しさを増す中、2時間目が終わる。

「あーあ。こんな暑いのに階段3往復ダッシュなんてやったら死んじゃうかも。Y君は私が死んじゃってもいいんだね。」
「ダッシュ力鍛えたくないんなら別にやらなくてもいいよ?でも俺は由美子は絶対に約束は守る子だと思う!」
嫌味っぽく言って、由美子の闘争心に軽く火をつける。
「わかりました!わかりました。物凄いダッシュで行ってくるから見てろよ!」
笑顔でかましてくる。

「でも、ちょっとその前にトイレ・・・」


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