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【スポーツ 官能小説】

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〜 日曜日・後輩 〜-2

 しかし喉を湿らしたところで、どうすればいいかなんてわからない。 噴水? 砂場? 砂場の真ん中で液体を上に噴けというなら、水を口に含んでから吹きだしたらいいんだろうか。 いや、そんな簡単に済むわけもない。 だったら潮を吹くか、或はオシッコをとばすとか? 

「はやく」

「は、ハイ!」

 駄目だ。 先輩を意識しすぎて頭が回らない。 どうせ正解なんて、考えたって分からない。 なら先輩がいったように、すぐに行動に移した方がマシだ。 

 私は砂場に仰向けになり、腰を支えて足を開く。 まんぐり返しに下半身を固定し、尿道を拡げるべく陰唇を左右ピッチリにひっぱり伸ばす。 本当なら『噴水いきます』なんて掛け声が然るべきと思うが、今の私には言葉は2つしか許されていない。 

「あの、あ、ありがとうございまあすッ!」

 御礼とともに、私は下腹部に息を込めた。 感謝の言葉を紡いだせいで、形式としては『芸をみせる』というよりも『芸を見て頂いた』ことになるんだろう。 学園で幾度となく人前で辱められた経験が生きたからか、驚くほどあっさり尿意が弾け、

 プシッ、ショロショロショロ〜。

 30センチ近く飛沫があがる。 そして、

 ビタビタビタ。

 真下で広がる太腿に、黄色い液体が戻ってきた。 お尻や陰唇で弾けた尿が、細かい水滴になって顔や胸に振ってくる。 顔は、少し強張っているかもしれないが、どうにかこうにか笑顔をつくった。 膀胱いっぱいの尿を砂場の真ん中からまき散らす姿は、噴水というよりスプリンクラーが相応しいかもしれないが、今の自分に出来る精一杯だ。

「ふうん」

 そんな私を眺める先輩。 

「その場に正座しなさい」

「ハイ!」

「悪くはないけど、笑えるかっていうと全然ダメ。 予想通りだから詰まらないし、予定調和なせいで緊張感もない。 安直すぎる時点で、どんなにバカっぽくても嗤えないものよ。 そんなんで『芸』をした気になられちゃ困るから、NG(ノーグッド)」

「……ハイ」

 だったらどうしろというんだろうか。 いきなり『芸』といわれたって、しかもタイトルまで指定されて、当意即妙に思い付ける筈がない。  そもそも砂場で噴水をするなんて、私がとった行動以外有り得るんだろうか? 先輩がつくった状況の中なら、自分ではすごく頑張ったつもりなのに、あっさりNGだなんて納得がいかない。
 
「具体的に『アレをしろ』なんて、授業以外じゃ誰も教えてくれやしない。 私は『暇つぶし』がしたいだけなんだから、もっと素直に笑わせなさい。 『芸』なんて教わるもんじゃなくて、その場で必死に考えるものなの。 笑いっていうか、嗤いは甘くない。 身体は当然として、頭もめいいっぱい使いなさい。 私だったら、そうねえ……『口に砂を含んで、踊りながら吐きだす』とか『お尻に砂を盛って、歌いながら振り落す』とか。 『胸の谷間に砂を挟んで、ポーズをとりながら吹き飛ばす』のも、見様によっては嗤えると思う」



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