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【スポーツ 官能小説】

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〜 土曜日・競技 〜-2

 そうして6番目の『水泳部』だ。 流石にビニールプールでは役不足だし、体育館で泳ぐわけにはいかないようで、顧問は学園の水着を紹介してくれた。 水着は極端に布面積が少なく、というよりただの強烈な弾性の紐だった。 しかもサイズが適性より2サイズあるいは3サイズ小さいものの着用を指定されている。 裂けるまで喰い込んだ股、真っ二つに圧し潰されて4つの山になったかのような両乳房。 動くこと自体が苦痛を伴わざるを得ない水着姿からは、悶えて泳ぐ少女の集団が用意に想起できた。

 最後は『アーチェリー部』、洋弓で的を射る競技の紹介だった。 体育館のステージ側に、シンプルな矢と大仰な弓を構えた選手が陣取り、反対側の壁際に3人の生徒――おそらくBグループ生だろうが、全裸なので判別がつかない――が並んだ。
 うち2人が並んで背筋を伸ばす。 おそらくは逸れた矢を受けとめる畳、あるいは衝立(ついたて)の役割だ。 もう1人が間にしゃがみ、跳び箱の『馬』をつくると、お尻を反対側に向けた。 鮮やかな赤と黒、そして青の円が重なり、肛門は綺麗な紅で染まっていて。 素人の私でも、ああ、あそこ目掛けて矢を射るんだな、と分かってしまう。 改めて背筋が寒くなった。 きっと矢尻は特別な素材でできていて、お尻という『的』に当たっても傷がつかない工夫はあるんだろう。 それでも肌に数十メートル加速した矢が当たって全然痛くないわけがなく、的役になった生徒は、必死で痛みと、そしていつどこに矢が当たる恐怖と戦っているに違いない。

 一の矢をつがえた射手が無造作に矢を放ち、
 
 ヒュン、パン
 
 見事、お尻の上の方に当たった。 的役は、当たった瞬間こそビクリと悶えたものの、すぐ元の体勢に戻って、

「30点! ありがとうございまあす!」

 大きな声で当たった得点を告げる。 二の矢、三の矢、四の矢……外れる矢は1つもない。 お尻の外側から真ん中へ 、少しずつ当たる場所が近づいて行く。 そして五の矢が、

 ヒュン、ズプッ

「いぐっ……!」

 肛門の中心に突きささる。 つまり、先端が肛門に直撃し、そのまま直腸にめり込んだのだ。 さすがに姿勢を維持できず、的役は一度膝をついた。 けれでもお尻から伸びる矢を抜こうとはせず、ゆっくりもとの姿勢に戻ると、

「100点! ありがとうございまあす!」

 何事もなかったように大声で点をつげた。 

 私はこれでデモンストレーションが終わる、と思った。 けれど結局その後も、合計10本撃つまで試射は続いた。 肛門から伸びた矢に構いもせず、やはり肛門めがけて射こまれる矢。 ということは、的役は1本では満足できず、肛門に凄い勢いで打ちこまれる第2、第3の矢も受け入れねばならないんだろうか? 幸い6本目以降の矢は全てお尻の外側にあたり、股ぐらからチラリとのぞく膣や肛門に突き立つことはなかった。


 ……。


 しーん……。
 アーチェリー部が体育館をあとにしても、誰も何も喋らない。 きっと私と同様に、頭が芯まで麻痺してしまって、上手く考えることができないんだろう。 

 しばらくして、ザザッ、スピーカーから副会長の声が届いた。

『以上をもちまして、学園の文化系、体育系すべての活動紹介が終わりました。 それでは、Cグループ新入生のみなさん、ステージに注目してください。 生徒会長のA1番より、終わりの挨拶があります』

 慌ててステージに姿勢をむける。 もう2時間近くM字開脚を続けているため、すこし身体を動かしただけで内転筋がピリピリした。

 マイクをもって舞台に上がってきたのは、Aグループ制服姿の、中柄で大人しそうな先輩だ。 あれが生徒会長だろうか? 私が抱いていた先輩や生徒会のイメージと違う。 副会長は、なんとうか、それなりのオーラがあった。 けれども、

「あ……あー……」

 ペコリとお辞儀してマイクの音量を確認する生徒会長と思しき先輩からは、威圧感をまるで感じない。 むしろオドオドして、仕草があたふたで、私たちより年下でも違和感がないくらいだ。



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