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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈快楽の源泉〉-5

「……私を脅迫する男が同じアパートに居るの。今から来いってしつこくて……助けに来てよ」

{……へぇ〜……}


必死な呼び掛けにも、男は平然としたままだった。
それは恭子の期待とは真逆の反応であった。


「貴方達の仲間が私の部屋で私をレイプした後、ちゃんと鍵を掛けなかったから、あんな変な奴が……ホントに気持ち悪い奴なのよ!早く、お願い!」

{…………}


恭子の声を聞いているのか、いないのか……電話の向こうは沈黙したままだ。


「それに、あんな入れ墨なんか見せれる訳ないでしょ?あんな…あんな文字なんて……ちょっと、聞いてるの?」

{……………}


何かボソボソと低い声は聞こえてくるが、それは恭子の問いに答える言葉ではないようだ……きっと傍にいる仲間と、この電話の内容について話しているのだろう……。


「貴方達、私の身体で稼いでるんでしょ?私は商品みたいな物なんでしょ?無関係の男に無料(ただ)で抱かれるなんて、悔しいとか思わないの?」


もしも今日、あんな異常者と〈関係〉を持ってしまったなら、きっとしつこく訪問を催促し、何度でも抱こうとするはず……避妊という配慮など期待しようも無く、この落書きされた下半身を見たなら、それこそ何を言われるか、何をされるか分かったものではない……恭子は屈辱を受け入れ、なんとしてでも来て欲しいと思ってもない事を口走り、脅迫者を煽った……。


{……言うねえ…よし、じゃあ今からアパートまで行くよ……俺らが着くまで時間稼ぎしてなよ?}

「お…お願い!早く来てよね!」


どうにか願いを聞き入れてもらえて、恭子は少しの安堵の溜め息を吐いて通話を切る……と、恭子は自分は心まで姦された事に気付かされた……。


昨日、あの男から誘いを受けた時、断りたいと思った最大の理由は、下半身の入れ墨を見られたくはないという、その一点であった。

脅迫者達から集団輪姦を受ける前の恭子なら、愛した人にしか抱かれたくないと、指一本足りとも触れられたくはないと拒絶したろうし、それ以外の理由など有り得なかったはずだ。


狂わされた……羞恥心は薄れ、無差別な性行為への嫌悪すら希薄となった今の自分は、あの時に「絶対に違う」と言い張った情欲に溺れた女そのものではないか……。


「ま…また来た……」


脅迫者との通話が切れた瞬間、またもあの男から電話が来た……まるでストーカーのような執拗さに恭子は恐怖を感じながらも、それでも通話せざるを得ない……。



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