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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・塗糊 〜-2

「これから時間を5分間取ります。 その間に手の上の『ご挨拶』と、身体に残った『ご挨拶』を誰かに処理してもらいなさい。 処理の意味は……言わなくてもわかりますね」

 私の不明瞭な言葉に、生徒たちが視線を泳がせる。 
 久しぶりに誰も動こうとしない。 処理の意味が通じていないのだろうか。 それとも、何となく分かってはいても踏ん切りがつかず躊躇っているのだろうか。 いつまでもグリセリンの蠕動欲求が抑えられるわけもなく、早く動かざるを得ないのに、互いに顔を見合わせている。
 
 と、22番が手を挙げた。

「ハイ! 質問させていただいても宜しいでしょうか!」

「……許可します。 いってみなさい」

 内心では驚いていた。 この段階で教官に質問するというのは、よっぽど勇気があるか、単純なのか、どちらかだ。 昨日既に生徒には『質問』や『反問』を戒めている。 確かに私の指示は曖昧で誤解の危惧があり、質問に値する。 ちゃんと聞いていたとしても正解に辿り着けない可能性は高い。 それにしても『言わなくてもわかりますね』と念を押された状況で、敢えて手を挙げる生徒がいるとは想像していなかった。

「インチツの壁から感謝します! あの、処理というのは、その、口に入れるということでしょうか? つまり、私たち同士で、お互いの『ご挨拶』を口に入れ合うという、その、口に入れるという行為がどこまでを指すのか、つまり、あの、つまり……」

「……つまり、どうだというんです」

 意外性に免じて、質問を促す。 ただし私に答えるつもりはない。 せいぜい誘導してあげるとして、それでも実行に移せないならそこまでの話だ。
 
「つ、つまり、口に入れてから出してもいいのか、それとも呑み込まないといけないものか、どちらなのかご助言頂けますでしょうか!」

「ん〜、そうねえ……」

 22番と相対すること数十秒。 教官と生徒という立場の違いはあれど、私の意図を懸命に汲み取ろうとしている瞳だ。 自分なりに頭を使い、自制し、思考しているからこそ、恐怖の対象たる私に正面から手を挙げることができたのかもしれない。

 ふと思う。 昔の私もあんな少女だったのだろうか。
 必死で教官の一挙手一投足に注視し、あるべき姿、こなすべき役割を考え続けた学園生時代――鏡と一度も向き合わずに十代を過ごしたため、当時の自分がどうあったか今では知る由もない。 必然、22番と自分の類似に気づけるわけがないのだが、それでも何かシンパシーがある。

「そこまで分かっているなら、答えは自ずから明らかでしょう。 これ以上の発言は禁じます。 思う通りに行動なさい」

「ハイ! 御許可いただき有難うございましたッ、インチツの壁から感謝します。 また、不遜な言葉遣いでお耳を汚したこと、改めてお詫び申し上げます。 学園の生徒に相応しいよう、お互いの『ご挨拶』に敬意を記し、一滴余さず体内に納めさせて頂きます!」

 高らかに返答する22番。 そして、隣で下半身をピクピク震わせながら成り行きを見守っていた23番の手に舌を伸ばす。 行く先には23番が排泄し、時間の経過とともに固くなりつつある『ご挨拶』が。 22番はたじろぐ23番を制し、そのまま『ご挨拶』を舌で掬った。 23番から視線をそらさず舌を口に戻し、所々繊維質が覗く塊を、ゴクン、喉を大きく鳴らして呑み込む。 それで終わりではなく、23番の汚物が乗った掌をはっしと掴み、今度は大きく口を開いて横から塊にかぶりついた。 あぐりと頬張っては嚥下し、また頬張る。 そうして一頻り塊をのみほした後は、爪や指の股についた残滓にも舌を伸ばし、一本一本丁寧に唾液で清める。

 顔中を茶色い欠片だらけにしながら『ご挨拶』を胃に納める22番の所作からは、汚いものを舐めざるを得ない諦観というより、赤らめた笑顔のせいで、ある種の親しみすら感じられた。 もしかしたら、本心から『ご挨拶』に敬意をもって舌を伸ばしたのだろうか。 苦味と嫌悪感で泣きそうになるのは22番な筈だのに、舐めとっている23番の方が涙を溢れさせていた。 

 ペロリと濡れた唇を一舐めしてから、22番は23番の背中に回る。 片手は汚物でいっぱいなので、空いた手で器用に尻たぶを割り、窄めた口を23番の菊門につけるではないか。
 一方でブルブルと首を振る23番。 彼女だって22番の意図は分かっているだろうに、最後の一歩が踏み出せないのだ。 と、23番がきつく結んだ口許から『ひうッ』という断末魔が漏れた。 こちらから22番は見えないが、察するに、22番がベロを肛門に捻じ込んで腸壁を舐めでもしたんだろう。 グリセリンで限界まで刺激された腸が一気に蠕動を起こすには十分すぎるきっかけだ。 



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