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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 火曜日・塗糊 〜-3

 ブピッ、プシッ、ブリュリュッ。

 口腔粘膜越しに、この数時間聞き続けた汚濁の破裂音。 汚濁の証拠を響かせる23番に対し、ゴクッ、ゴクッと22番が喉を鳴らす。 最後の一滴を搾り出し、排泄の解放感で23番が全身を震わすまで、2人の口と肛門の連結部分を観察していたが、22番は自分の言葉通り、一滴たりとも汚濁を床に落とさず、すべて自分の胃袋に納めたようだ。

 23番も、次は自分の番だとばかり、排泄を終えるなり22番のお尻を両手で広げて顔を挟む。 いや、挟むというよりは吸いついた。 どうすればいいか途方に暮れ、22番を眺めるしかできない他の生徒達とは大違いだ。 実際に自分が救われたという実感は、時に人を突き動かす。 生徒達に見守られる中で排泄する側に回った22番は、汚れた頬を赤らめていた。 けれど、22番だって腸は限界に近かったのだ。 23番の顔にお尻を擦りつけると、そっと目を閉じて、

 ブピピッ、プピッ、ブププッ。

 慎ましやかに放屁まじりの便を放った。 

「んっ……んっ、んっ、んっ!」

 無言で干し続けた22番と違い、23番は一飲みするたびに嗚咽を漏らしはしたけれど、最後まで零すことなく22番を受け入れた。 肛門から放たれた便を受けとめたあとは、ソッと22番の掌を押し戴き、何度かえずきながら、懸命にすべての便を頬張り尽くす。 22番のような笑顔はおろか、涙を隠すこともできなかったけれど、その懸命さは一種の敬意と言えなくはないだろう。

 糞便が溜まったプールで、互いの汚れを舐め合う行為。 けれど相手を受け入れている点で、これ以上に荘厳な光景はないのかもしれない。 最も忌むべきシーンが、最も貴いものだとすれば、これ以上ないアイロニーだ。

「あんむ、あぐ、あんぐ、あむ……」「ううっ、かぷり……ゴクッ、かぷ、ゴックン」

 22番と23番をきっかけに、自然に新しい2人組ができていった。 お互いの手を口に含み、見つめ合いながら浄め合う者もいれば、掌で『ご挨拶』を一口サイズに丸めて促す者もいる。

 ブビッ、ブシャッ、ブリブリッ、ププ、シャシャシャシャー……。

 22番のようにしゃがんで肛門に接吻を交わす生徒もいれば、跪きながら口を開いて跨られるのを待つ便器役を選ぶ生徒もいる。 排泄する側にしても、しばらく躊躇してから決意して放出する少女もいれば、相手の唇が肛門に触れるなり一気に解き放つ少女もいた。

 与えられた5分間でお互いの穢れを舐め合う光景は、プールサイドも動揺だった。 3人という人数ゆえに2人1組は作れない。 どうするのか眺めていると、30番が何か提案し、他の2人が首肯した。 3人で四つん這いになると、29番の飴色のアナルに30番がベーゼをし、30番の薄桃色のアヌスに33番が口づけして、33番のよじれた肛門に29番が接吻する。 つまりそれぞれの肛門と口を繋いで3人が輪になった恰好になる。 と、3人の尻が同時に震え、肛門が一際盛りあがり、

 ブビビッ、ブバッ、ブピュッ。 

「ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ」「……ゴクン、ゴックン」「っぷ、うぷっ、あんむっ……」

 3つの御ちょぼ口が卑しい音を奏でる。 排泄すると同時に汚物を食すという、常軌を逸した行為だというのに、3人とも呼吸をあわせ、最後まで綺麗に貪った。 続いては掌の『ご挨拶』だ。 さっきとは逆の順、つまり29番の挨拶を33番が、33番の挨拶を30番が、30番の挨拶を29番が受け入れ、丹念に咀嚼し、掌を唾液をまぶした舌で拭う。

 プールサイドの3人も、プールの中の大勢も。 若干の汚濁を口から零したものはいただろうが、
一度呑み込んだものを吐きだしたり、最初からこぼすような真似はしなかった。 それどころかこちらが命じたわけでもないのに、お互いの顔を見つめ合い、舐め合い、口づけを交わしていさえいる。 つまり先刻互いの顔を掃除したように、更に汚れたお互いを舌で慰め合っているではないか。 ほんの数時間前まで、排泄するだけで怖気づいていた少女たちとは思えない。

 この光景は、どんな汚物嗜好であっても順を踏めば適応できるという、そんな見本では決してない。 朝に30番の体験談を披露したこと、尿に馴染む流れ、汚物を嗜む作法、肛門に親しむ機会、排泄を鍛える時間が精神を麻痺させただけのことだ。 痺れた灰色の脳細胞と鈍った感覚、更には自分以外も取り組んでいるという逃げ道を用意してやれば、誰でも簡単に道を踏み外す。

 与えた5分のうち4分も経たないうちに、全員が第3姿勢に戻ったのだが、手は所定の位置であり、お腹は元通り凹んでいた。 私を見つめる瞳は奇妙なほど幼く、ほんの数人を除いて、知性の光は霞んでいた。


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