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喰われる人妻 菜穂
【若奥さん 官能小説】

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第27話-1


「あ、あの!こ、困りますっ……」


「しー、奥さん、周りに気付かれちゃいますよ。」


口に人差し指を当てて、動揺している菜穂を黙らせる天野。


「帰りもきっと3時間以上は掛かりますから、ずっと座っているだけじゃ退屈でしょう?こっそり2人で昨日の続きを楽しみましょうよ。」


菜穂は愕然とした。

周りに社員が沢山座っているというのに、しかも同じバスには夫が乗っているというのに、こんな悪戯行為をしてくるなんて。


「大丈夫ですよ、変な声を出さなければ気付かれませんから。」


耳元でそう小さな声で囁くと、天野は菜穂が穿いていたチノパンツの上から太ももを摩り始めた。

確かに2人が座っている席は最前列で、反対側の席からは天野の身体が菜穂の姿を隠しているから簡単には見えないだろうし、声を出さない限り気付かれ難いかもしれない。

でももし誰かが前に移動してきたら……運転手の人がバックミラーでこちらを見てきたら……


「こういうのも、スリルがあって良いでしょう?」


そう言って天野はチノパンツのボタンを外そうとしてくる。

菜穂は咄嗟に天野の腕を掴んでそれに抵抗する。


――嫌っ!やめて!――


しかしそんな菜穂の抵抗を封じ込めるように天野はこう囁いてきた。


「奥さん、言ったでしょう?これは昨日の続きだって。貴女がやるべき事は、まだ終わりじゃないんですよ。」


その言葉を聞いて、天野の腕を掴んでいた菜穂の手から力が抜けた。


「そ、それは昨日だけだと仰っていたじゃないですかっ……」


「あ〜そうでしたっけ?いやぁ今朝奥さんの姿を見たらまたムラムラしてきちゃいましてね。気が変わったんですよ。いいじゃないですか、あと3時間くらい、サービスしてくださいよ。」


――そんな……――


天野は一晩だけでは満足していなかったのだ。

困惑しつつも、菜穂は悲鳴をあげる事さえできなかった。

このバスの中で、そんな声を上げる勇気はなかったし、きっと天野を拒絶した瞬間に智明の採用は無くなってしまうだろう。

昨日した事が、全部水の泡になってしまう。

それだったらあと3時間くらい……と、つい天野の思惑通りに流されていってしまう菜穂。


「そうです、それで良いんですよ奥さん。」


菜穂の抵抗が無くなると、天野はチノパンツのボタンを恥ずかし、チャックをジリジリと下ろし始めた。

そしてさっそく菜穂の股間に手を突っ込み、下着の上から陰部を触ってくる天野。


「はあっ……」


「奥さん、声。」


そう言われて、菜穂はハッとしてすぐに口に手を当てた。

すぐ近くに他の社員や夫がいる事を忘れてはいけない。

ここは昨日とは違いベッドの上ではなく、バスの中なのだから。


――ああ……ダメ……――


天野の指が少し触れただけで、身体が一気に熱くなってくる。

菜穂の身体は、昨日の記憶を全く忘れていなかった。

この指にどれだけ快感を与えられたかを。

そして早くも下着の上から指でなぞられた部分が湿り気を帯びてきた。


「おやおや、もう濡れてきてますよ奥さん、本当はこういう事を期待していたんじゃないですか?」


小さな声で囁いてくる天野に、菜穂は手で口を抑えたまま顔を真っ赤にして首を横に振った。

感じたくはないのに、周りに人がいるという状況が、昨日以上に羞恥心を刺激してくる。


「奥さんは恥ずかしいとさらに感じてしまうんですね。良いですよその表情、凄くそそります。ほら、ここも苛めてあげますから、ちゃんと声を我慢しててくださいね。」


そう言って天野は濡れた下着の上からクリトリスを指でグリグリと触ってきた。


「あっ……ん……はァ……」


「あ〜奥さん、どんどん濡れてきますねぇ。もうパンツから滲み出てきてますよ。」


耳元で囁かれる卑猥な言葉で、さらに恥ずかしさが増す。

まるで天野の声に耳を愛撫されているような感覚だった。


「奥さん、直接触ってあげますから、自分でそのズボンを膝まで下げてください。」


「ぇ……そ、それは……」


「大丈夫です、ひざ掛けで隠れてますから見えませんよ。じゃないとパンツだけじゃなくそのズボンにまで恥ずかしい染みができちゃいますよ。」


確かにそれは困る。

でも、こんな場所でまさか衣服を脱ぐことになるなんて……


「ほら、早くしてください。」


「……でも……」


「いいから早くするんだ奥さん。」


天野の脅しにも近い声に、菜穂は従うしかないと思ったのか、結局自らチノパンツに手を掛けた。

そして周りに気付かれないように少し腰を上げると、意を決してゆっくりとそれを膝の辺りまで下げていった。


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