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悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

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〜 就寝 〜-4

 
 ……。


 10時45分。 先輩が本を閉じ、これから寝る準備に入る旨を告げる。 ということで、私の『フィンガーボウル』は終わりをつげ、代わりに『小便器』へと任ぜられた。 

 よく比喩で『肉便器』などと表現するが、私に求められた役割は文字通り『小便用便器』。 先輩が立ったまま足を肩幅に広げ、片手で室内着をまくり、片手で小陰唇を押し広げると、ぷっくりした尿道が口を開く。 私が唇をすぼめて尿道に吸いつくなり、生暖かい塩味で口の中がいっぱいになった。 
 鼻から気道を確保しつつ、口の半分ほど溜めては呑み込む。 絶え間なく注がれる黄色い液体で、飲み込んだ傍から溜まってゆく。 ゴクリ、ゴクリ、ゴクンゴクン。 食事に混ざって飲尿したのと違い、ダイレクトなので味が濃い。 尿自体の勢いは、私が溢(こぼ)さないよう気をつかってくれたのだろうか、ほどほどの勢いだ。 ただし量が半端ない。 夕食でとった水分がすべて尿にかわったと思うくらいに沢山のおしっこで、奔流が止まるまでに1分近くかかった。

 尿が止まったところで、溜まった液体をすべて飲み干す。 すでに胃袋がタプタプ波うっていて、冷静に味を考えたりすると吐きだしてしまいそうだ。 私は何度か身体を震わせ、機械的に飲み下した。 上目遣いに先輩を伺えば、目が『先を続けろ』と言っている。 私は唇を尿道から離し、舌を伸ばしてオマンコに這わせた。 陰唇の隙間から、蟻渡りの皺に至るまで、尿がつけた残滓をペロペロと舌で拭い、チュッチュッと口づけして湿り気を啜る。 そうしてようやく、先輩はニコリと頷いてくれた。 そして『あさみちゃんは、明日の朝まで頑張れです』と言った。

 その一言で、私の意識は自分の身体へ向かった。 尿意が解消してスッキリサッパリした先輩がいる一方、私は全身から脂汗を噴かせていたのだ。 それはそうだろう。 学園の体育で放尿したきり、ずっとおしっこができていない。 そのうえ大量の小便を飲み乾させられたのだ。 私の膀胱は入浴時から悲鳴をあげていたが、今に至り限界に達していた。 小便を漏らせば、間違いなくとんでもないことになるから、何としても漏らすわけにはいかない。 けれども身体は正直で、生理的欲求は理性を軽く凌駕する。 先輩の説明では、明日の朝に『ご挨拶』と称する排泄の時間があるらしいが、それまで我慢しなければならないとすれば、到底私には達成できそうにない。 就寝時刻が迫っており、自由時間は残されていない。 寮のトイレを使用するには誰かに下の後始末をお願いしなければならないが、してくれる人にアテなどない。 ということは、明日の朝まで8時間以上、猛る尿意を我慢をするより他に、私に道は残されていないということだ。 

 私は絶望で硬直していたに違いない。 動けず、何も考えられず、排泄欲求だけが渦巻く中、先輩が話しかけてくれた言葉の意味も、しばらくは理解できなかった。 先輩はこういったのだ。

『明日からは、ちゃんと自分から『おしっこに連れて行ってください』ってお願いしなさい。 気が向いたら、連れて行ってあげます。 今日だけは特別です。 ひなが綺麗にしてあげますから、一緒にトイレにいきましょう』



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