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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈消えない烙印〉-16

『貴女はメス豚なんでしょ?なんで名前を描かれただけで「生きていけない」のよぉ?』

『その口で何人のチ〇ポを銜えたの?そのオマ〇コとア〇ルに、今まで何本のチ〇ポが入ったのよぉ?』

「ふ、ふざけないでよぉ!!いッ…いつも無理やり私を……私を抱いて…ッ!!」

『煩いわねえ?もう帰してやるから、弘樹って男にその身体を見せてやりなさい?』


脅迫者に泣き顔をタオルで包まれると、恭子は呻き声を発した後に沈黙した。

そして再び意識を取り戻した時には、もうアパートの自分の部屋に戻されていた。


「……あ…あぁぁ…ッ」


跳ね起きた恭子は、自分でジーンズを下げて恐る恐る股間を見た……あれは悪夢などではなかった……屈辱極まる彫り物は、現実として刻まれていた……そのまま鏡台の前に立ち、尻を調べてみるも、やはり其所にも“墨”は我が物顔で張り付いていた……大きめのパンティーを穿いたなら隠せる位置に描かれた文字ではあるが、それは何の解決にもならない……。






ビクッと恭子の身体は跳ねた。
突然に携帯電話が着信を告げたのだ。

その表示された番号は知らない数字の羅列であったが、今の恭子には無視は要らぬ悲劇を招く元となる。

恐る恐るというか、嫌々ながら電話を手に持つと、恭子は通話ボタンを押して耳に当てた……。


{お帰りなさい。やっと帰ってきたんだね、奥さん}

「……!!」


粘りつくような声は、あの天然パーマの男の声だった。
きっと恭子の帰りを、何処からか覗いて見ていたのだろう。


{毛布に包まれてた中身って、やっぱり奥さんだったんだ?男に担がれて帰宅するなんて、よっぽど激しいプレイをしてきたんだね?}


この男の台詞から、恭子は毛布に包まれて運び込まれていた事を知った。
だが、今となっては、そんな事はどうでも良い。


{奥さんてムチムチしてるから、結構ウエストが太いんだね?僕でも奥さんのスカート穿けたんだから……でも僕はそんな奥さんが大好き……“そんなの”気にしなくていいよ?}

「しッ!?失礼ね!言葉も選べない馬鹿に言われる筋合いはないわッ!」


如何にもモテない男らしく、平然と恭子の身体を嘲り笑ってくる。
身の程を知らぬ上から目線は、相手の気分を害するだけだという事にすら気付かない愚か者のようだ。



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