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悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

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〜 蜻蛉 〜-2

お尻にピキッ、右にターン。 お尻にピキピキ、全速全身。 またもピキピキ、ゆっくり歩く。

 しばらくして電流が止まって、目隠しが開いた。 
 何のことない、全員元の倉庫前に戻ってた。 グラウンドはすっかり綺麗になっとったから、トンボの仕組みがどうなってるんかは知らんけど、上手いことできてる。 止まったら器具を外せと言われてたから、みんなで目配せして、ベルトと目隠しを外したった。

 勿論最後の手入れは忘れへん。 持ち物で土埃を取れっちゅうのは、つまりうちらのマンコでトンボや目隠しを磨けっちゅうことや。 洗浄ペーストが渡されたわけでもないんやし、そのまま磨いたらいいと思う。 16番と17番はベルトを股で擦りはじめ、ウチは股をひらいてギザギザの部分にくぱぁする。 18番と19番は無難に持ち手を跨いでスコスコした。

 5人が5人とも、股で挟んだものを押さえて腰を振ってる。 股間になすりつけるんはおらへん。 この辺は8号教官が言った通りで、動かすんはあくまでうちらの身体にしてるから、どうしても動きがオーバーになってはしたない。 それでも、教官に何も言われへんのやから、きっとこれでいい。


 ……。


 結局オーケーなんかアウトなんかよく分からんまま、うちらの掃除は終わった。 下足棟で履き替えて、今度は女子トイレの反対側、男子トイレにいく。

 男子トイレ――正式名称は殿方用御手洗い――の掃除は、正直いうて意味不明やった。 女子トイレとは全く違ってて、兎に角綺麗で匂いもせえへん。 高原の薫りではないけど、すくなくても学園の中では一番空気がおいしい。 個室にドアがあるし、便器は白くてピカピカの陶器やし、床と壁はモザイク式のタイル貼りでシミ1つない。 ここを掃除って、これ以上綺麗にする方が難しい気がするくらい、行き届いているトイレやと思う。 うちらのトイレとは比べるだけ野暮や。 まあ、殿方の御手洗いなんやから、当たり前っちゃ当たり前なのは分かってる。

 教官に呼ばれた21番から25番は、それまでずっと裸やったのに、いきなり服と靴を身につけさせられた。 緑色のポンチョとスリッパで、本人たちもうちらもビックリや。
 
 掃除方法も普通。 めっちゃ普通。 2人がモップとバケツに洗剤をもって、便座の中と外を磨く。 2人が雑巾絞り器とモップ雑巾でもって床を磨く。 残り一人が新品の雑巾でガラスや何やらをピカピカにする。 もともと床も壁も便座もキレイなところに、普通にごしごし掃除したら十分。
 
 そのはずやのに、2号教官はあるんかないんか分からん汚れを次々出してきて、しつこいくらいやり直させる。 うちとしては、どう考えても完璧に見えるのに、ダメだしなんてナンセンスや。 他にも変なことがある。 一度だけ22番がベロをだして便座を舐めようとして、血相変えた教官にビンタされた。 『許可なく舌を清めることは許しません!』やて。 2号教官が表情を変えたとこは初めてや。 こんなことで怒るとか、言ってることもそうやけど、唐突すぎて訳わからへん。 女子トイレは舐めなアカンのに、男子トイレは舐めたらアカンらしいけど、どういうこと? 

 とにかく普通の掃除を、徹底的に隅から隅までやるうちに、どうにか2号教官が納得してくれて掃除は終わった。 みんなして教室に戻って席についたんは、時計の針が6時20分に届こうかっちゅう時分やった。


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