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盗撮事情
【ロリ 官能小説】

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実行と露見-2

いつもの通り、カメラを回収する水曜日の晩、仕掛けたはずの便器にカメラが一つ無いことに鈴音は気付いた。見当たらないのは一つだけであったから、何かの拍子に落ちて流れたのかもしれないとは思いつつ、鈴音は大変な不安に駆られた。もしも誰かがカメラを回収していた場合、事が公になれば鈴音はきっと懲戒免職だろう。「露わにならない隠しごとは無い」という格言があるが、鈴音はその夜、苦しい後悔と恐れとに苛まされた。罪悪感は後から付いてきた。幾分かはペドフィリアとして、届かぬ望みに近づけた満足が勝っていたからである。だから、翌日こそカメラを仕掛けはしなかったものの、何も起こらなければ再開する意志が脳裏から消えていなかった。
結局、新たな計画に着手する前に、鈴音は無くなったカメラが気に掛かってならず、仕掛けておいたはずの便器をまた覗いたのだった。
カメラはあった。確かに先日はなかったはずである。これは鈴音の記憶違いでなければ、誰かが設置し直したものだ。ほかのカメラには、取り外したとき気づいていなかったのか、わざと残しておいたものか。いずれにしても、このカメラを回収しないわけには行くまい。これを取り付けた人物は、見つけたその時点で何のアクションも起こさなかったのだから、明らかに他意があると言える。共犯としてこちらから訴えられるかもしれない。
帰宅して見たそのカメラの映像に鈴音は驚いた。カメラは一度外されてから別な所に取り付けられ、そこから撮影されていたのである。だから、無くなったカメラを慌てて探す鈴音が写っていたことは言うまでもない。しかし鈴音が驚いたのは、その前に写っていた女性の映像だった。大人が個室に入ってくると、便座に腰掛け、変わった道具を使ってオナニーを始めたのである。しかもその際、汚物入れから適当に幾つか掴み出して嗅ぎながらであった。女性は学年主任であった。
映像の終わりには部屋で撮影したと思われるものがあった。意図的にカメラを使って写した、これもオナニーだったが、子供の裸であった。詳細に性器が写されていたのには、見せる意図が窺われた。左腿の内側の傷で、鈴音にはそれがクララだと分かった。鈴音は、内心ほっとしている自分に気付いた。クララが自分を訴えるつもりは無いだろうと思うと同時に、クララと関係が持てるのではないかと期待さえしたものである。それによって何が付随して起こるか、想像の中で鈴音は検討してみたが、クララと抱き合う希望に圧倒されて、まともに考えることができなかった。


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