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空の下
【ファンタジー 恋愛小説】

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空の下外伝〜天使エミリア-3

『あぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
エミリアの絶叫がカインの目の前で発される。
「だぁぁぁぁウルセェ!ただの事故だ!」
カインはそう言ったがエミリアの絶叫はそれだけが原因ではない。『あ、悪魔と契ってしまった…そ、そう羽は!』
エミリアは羽を出して驚いた。
先程まで白かった羽が黒くなり羽が4枚にふえている。
『…私墜ちたみたいですね…これで…カインと嫌でも離れられません…』
「…えっと俺はどうすれば?」
墜ちると言うのは天使が堕天使になることで、天使以外の種族とキスしたり(まぁ他にもあるが)すると墜ちるのだが、人間となら人間になってしまい、悪魔ならその悪魔の力と同等の力を持った堕天使になる。
つまりカインはアークデーモンなので、エミリアの力は今アークエンジェルくらいかそれ以上と言う事になる。
簡単にいったら強いって事だ。
『責任取って貰います』
「……」
『もう天界なんてどうでもいいです…カインは私とずっと旅をして下さい…それでいいです』
「あぁ…そのくらいなら良いぞ?」
そうカインが言うとエミリアは笑った。
『はい、じゃあよろしくお願いします』
弾んだ声が空に響いた。
『浮気したら呪いますよ?』

「?」
顔を赤らめてエミリアは飛んだ。
カインも後から着いて行く。
別れの無いその旅を…
この先ずっと続けていく。

エミリアの手は、カインの手をしっかりと握っていた。


……………
「そんな事もあったなぁ」
夜の森にカインの声が響いている。
『まさか、忘れていたとか言いませんよね?』
その横でエミリアが言う。
両方の手はしっかりと握られている。
「忘れてないよ、でもあれから何年経ったかは忘れた」
『60年ですよ』
「あはは、かなり経ったんだな」
カインの声は森にかなり響いている。
『あまり大きな声を出さないで下さい…サラとか言う子供が起きてしまいます』
「おっとそうだったな」
カインは少し声のトーンを落とした。
『カインも本来の姿になって下さいよ』
カインの今の姿は人間の男だ。
「まぁエミリアが言うなら」
そう言うとカインの輪郭が黒くなり背からは、羽が生え服装は変わり鎧になっていった。
『これで良いんだろう?エミリア』
姿が変わると声がきれいになる。
なぜかはよく解っていない。
『はい、久しぶりに見ますね』
エミリアはそう言うとカインの肩に頭をのせた。
『(ずっと続けばいいなぁ…あの頃は天使っていうことで自分の気持ち抑えてたけど…もう天使じゃないしあの頃よりも好きになったし…)』
『どうした?』
『い、いえ何でもありません!たた、ただ幸せだなって…』
エミリアの声は尻すぼみになっていて最後まで聞きとれない。
『そうか…』
ぽふっ、とエミリアの頭を撫でると目をエミリアは目を細めた。
どうやらカインには聞こえたらしい。
2人はそのまま眠ってしまった。

『ん…ふわぁぁ…』
重たいまぶたを開くと隣りではエミリアが眠っていた。
サラが起きる前に起こさなくてはと思い肩をゆする。
『ん…あおはようございます』
目がショボショボしているが次の一言で覚醒した。

「あれ?カイン…さん?…あなたはいったいだれ?」

青空は三人をずっとみている。

天界……
『ぼっ僕のエミリアが…墜ちた!』

まだまだ騒ぎは大きくなりそうだった。

『こいつはな……


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