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空の下
【ファンタジー 恋愛小説】

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空の下外伝〜天使エミリア-1

断章〜天使の幸福と悲劇〜

幸せってなんだろう
不幸ってなんだろう
私はあの頃それを疑問に思っていた。

『えっ!私1人でですか!』
ここは天界天使と悪魔が住んでいるところ。
その天使庁に私の叫び声が響いた。
「うるさいぞ?これは魔王からの直々の仕事だ。大丈夫、見張るだけだから」
魔王と言うのは、文字どうり悪魔達を束ねるおうである。
『見張るって何をですか?』
天使の仕事は主に人や悪魔の見張りで人は基本的にほったらかしだが悪魔は見張る。
まあ悪魔の見張りが仕事と言う事だ。
「まてよ…あった!えっとだなエミリアお前の仕事は地上に落とされるアークデーモンのカインの見張りだ。
力は封印しないから魔法の使用は許可する」力の封印とは魔力の封印である。
まずアークデーモンは悪魔でも上級で私なんかの何千倍も強い…まず勝てない。
『何で私だけなんですか?勝てないですよ?私は普通の天使です!死んじゃいますよ』
「まぁよろしく」
(この不細工天使!)
取りあえず頭のなかで悪口を言う。
こうして私は悪魔カインの監視をすることになった。
刑執行の日私は地上にいた。カインとか言う悪魔はもうすぐ落とされるらしいが…
今私は大きな町にいるのだが…なんだろう人間の男にジロジロみられて気分が悪い。
中には話しかけて来る輩もいる。
『早く来ないのか…遅い…』
私は取りあえず町をぶらつく事にした。
人間の町は天使の町より大きい。
『迷いました…多分』
迷うのに時間は掛からなかった。
薄暗い路地だしかも人間供が寄り集まって来る。
「よう…ちょっとこいよ」
お約束の台詞を吐く男
(あー人間に魔法使っちゃだめだったっけ)めんどくさい。

そんな事を考えていると腕を掴まれる。
いくら天使と言えど魔法が無ければ力は人間の女と変わらない。
まぁ人間のする事はだいたい解る。
だがそれをされると私は堕ちてしまう。
『やめて下さい』
「うぁぁぁぁあああ」
ドガッ〜!
『キャッ』
私の目の前男の上に男が降って来た。
黒いコウモリの羽が付いている。
と言う事は…
『あなたがカインですね?私があなたの監視を任されたエミリアです』
そう私が言い終わるとカインはゆっくりと起き上がった。
下敷きになっていた男は腕が変な方向に曲がっている意識もないようだ。まぁ私には関係ない奴だから無視することにする。
「誰だよ…監視…あぁ解ったよろしくな」
かなり無愛想だが顔立ちは整っていてカッコいい分類に入る。
『こちらこそ』
その時から私の仕事は始まった。
カインは最初かなり無愛想だったが、10年も立つと自分から話してくれるようになった。
「なぁ、エミリア……やる事無いか?ひまで死ねそうだぞ?」
『私に言われても困ります』
確かに暇なのは私も同じだ不老不死の天上人にとって、やる事の無い地上は暇だ。


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