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笛の音
【父娘相姦 官能小説】

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笛の音 2.-23

「うっ……」
 苦しげに呻く有紗の菊花の中心に、空いた手の中指が押し当てられる。皺を弾くように擽ってくると、唾液のヌメリとともに指先が菊門を広げてきた。「ああっ……!」
「しぃっ……、静かにしろ。せっかく音がしないように、指にしてやってるのに……」
 指が細かいピストンを繰り返し、開かれた口をほぐしてくる。その僅かな行来だけでも擦れる箇所の掻痒が峻烈に癒やされていった。有紗は近くにあったブランケットの端を引き寄せ、歯を立てて強く噛んだ。手で抑えるだけでは、声を殺せなくなっていた。
「……有紗。……お尻、きもちいいか? どうだ? ん?」
「……んっ、……、んっ……」
 第一関節まで入った指がゆっくりと、少し捻りを加えられて出し入れを繰り返すのに合わせ、溢れる唾液をブランケットに染ませて有紗は必死に声を消し込んだ。
「声を我慢している有紗の顔、可愛いなぁ。……でも、お父さんが、きもちいいか、って聞いてるんだぞぉ? 有紗。ちゃんと答えるんだ」
 信也がやおら身を屈め、揃えた脚の付け根に流線型に隆起している媚丘へ唇をビタリと吸い付けると、菊門を舌と指で癒やされることで秘壺に湛えられていた蜜をジュルルッ、ジュルルッ、と殊更大きな吸着音で啜った。
「ううぐっ……」
 有紗は虚ろになった瞳を開くと、ブランケットから口を離し、「やっ……、お、おねがい……。お、奥……」
「んー? 何だって?」
「……お、奥、……なんとか、して……。あ、あつくて……、か、か……、かゆ、い……」
 切迫した声を聞いて、身を起こした信也の顔は、薄闇の中でもその邪淫さがひしひしと空間を伝わってきた。指が菊門を抜けていく。無物となったヒップが恐ろしいほど空寒しい。
「うんうん……、ちゃんとオネダリできたな。……おいで、ほら」
 脚を下ろされ、両手を引かれる。「ほら、おっきしよう……、そうだ、いい子だよぉ。有紗……」
 叔父に導かれて上体を起こされ、手を後ろに付いて脚をM字に開いて座らされた。気がつけば、信也は有紗の股間を舐め回している間にブリーフまで脱ぎ去っていた。有紗の正面に腰を下ろし、膝を立てた有紗とベッドの間に足を入れ込むようにして、腰を使って前ににじり寄り、屹立した肉棒をM字の中心へ近づいてくる。根元を握り、勃起に逆らって前に倒すと、蜜を噴きこぼしている花唇へ先を当てがってきた。
「やっ……、そんなっ。……、お、おしり……」
 ヌルリと亀頭が秘門をくぐってきた。腰と背中を抱き寄せられて、お互い見せ合うように開いた股間を近まらせていくと男茎が有紗の中を進んでくる。
「うっ、あっ……」
 身を起こす時にブランケットは手放してしまった。信也が背中と腰に手を回し、挿入したまま密着するまで有紗を引き寄せてくると、耐え難いニオイのその肩にしか声を殺すために唇を押し当てる先が無かった。
「おぉぅ……、お父さん、もう我慢できないんだ。先に有紗のオマンコでジュボジュボさせてくれ……。ほら、膝と腰を使ってな……」
 有紗のヒップを両手で掴むと、強引に前後に揺すってくる。有紗の下肢が動く度にベッドのスプリングが音を立てた。
「うっ……、は……」
 直腸に渦巻く掻痒によって、近接の花壺も蜜を滴らせて潤み切っていた。襞壁を傘と幹が擦ってくると内部を急縮させる繊動が有紗に自力で腰を前後させてしまう契機となり、一度男茎の摩りを味わってしまっては、信也が腰から手を離しても止どめることはできなかった。
「そうだ……。イヤラしくて、気持ちいいぞぉ……、有紗のグチョグチョのオマンコ、最高だ……。お父さんのおちんちんを、きもちよくしてくれ……、もっと」
 耳元で甘ったるく囁かれると、不本意にしがみついているのに背中を悪寒が走る。だが同時に奥から蜜も漏れた。信也が有紗を抱きしめたまま後ろに倒れていくと、途中で脚を膝立ちに変えざるをえず、仰向けの叔父を跨いだ体勢にされた。真下から貫かれる体位に変わって更に深く男茎が入り、有紗は醜く緩んだ叔父の体へ膝を使ってしまう。黒煙が漏れるほどの憎悪が溢れてくるのに、この男を悦ばせるために腰を揺すっているかと思うと、汚らしい肌から口を離して何もかも忘れて大声で叫び出したかった。大声を発して叔父を破滅させ、この邪行を終わらせる――、しかしこの淫靡な誘惑を前にとても断ち切ることはできなかった。
「う、あ……、や……」
 思念と肉体の乖離に陥りそうになっていた有紗の腰を止めさせたのは、上位で跨ったヒップの狭間で、菊口へ再び硬く細い管が入り込んできた時だった。突然の侵入にトイレで味わされた屈辱が甦り、首を振って叔父の体から降りようとしたが、ギッ、とスプリングの弾みを利して男茎を強く打ち付けられて身動きができなかった。
「有紗……。ほら、じっとしてろ……」
 チュルルッ――闇に忍ばされていた注入器が小さな音を立て、有紗の直腸へ冷たい汁を注ぎ入れてくる。
「う、……ふぁっ……」


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