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笛の音
【父娘相姦 官能小説】

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笛の音 2.-15

「普通に残業だったの。……着替えるから出てって」
 背を向け、髪を巻き上げてカットソーを首から抜くと、肘でキャミソールを抑えて前躯を隠した。すぐに背中に淫欲を丸出しの息がかかり、手が脇腹に触れてくる。「やめて。……まだ、叔母さんが」
「まだ? じゃ、もうちょっと時間が経ったら大人しく触らせてくれるってのか?」
 シフォンスカートの上から、ヒップの丸みを手のひらで撫で回され、「……俺は今すぐに有紗に触りたいんだ。今日、有紗が森とデートして帰ってくるんじゃないかって、お父さん、ヤキモキしてたんだぞぉ?」
 片手を後ろに回して払おうとしても、体を密着させ、有紗の抵抗など何の意味も為さず両手が太ももの後ろからヒップを好き放題に摩ってくる。
「今日は本当に残業だったんだってばっ……」
「今日は? じゃ、明日は森に触らせるのか? 有紗のココを」
 ひっ、と声が出そうになる。揚げ足ばかり取る信也の手は、シフォンスカートの中に及び、素肌をネットリと撫で上げるとショーツの縁から少しだけ指を入れてヒップの肌を愉しんできた。
「……、っ……。も、森さんと会うのを許してくれた、ってことは、……そういうことさせてもいい、ってことでしょ?」
 有紗は肌身を粟立たせながらも、低く、突き放すように言った。明彦と会っているところを見つけて、レストランで威厳ある父親を演じ、明彦の感謝を買ったのは他ならぬ叔父だ。自分でそうしておいて悋気に体を弄ぐってくるなど筋違いも甚だしい。
「有紗たちを呼ぶ前に、森に確認しておいた。大事な娘を弄んだりしてないだろうな、ってね。……アイツは女に関しては性根が真面目なようだ。まだ有紗にヤラせてもらってないのがひしひしと伝わってきた」
「うっ……!」
 背後にしゃがまれて、シフォンスカートから捲り出された脚の付け根に、涎塗れの唇を押し当てられ、口の中から差し出した舌が肌の感触を味わってくる。一日過ごした汗を舐めとられる羞恥に、有紗はカットソーを落として壁に手を付いた。
「しかし、森を捕まえるなんて、有紗もやるじゃないか。アイツはデキるぞ? 絶対に出世する。いつまでウチの会社にいるかは知らないが、辞めたとしてもきっと俺の役に立つ……」
 お前のために明彦と距離を詰めたわけではない。そう睨んでやろうとした矢先に叔父の唇がヒップの狭間から盛り上がるクロッチの丸みに奮いついてきて、有紗は背筋を走り抜ける寒気に、叔父を罵るよりも先に慌てて口に手のひらを押し当てて悲鳴をくぐもらせなければならなかった。
「あいつも接待で色んなところに行って、客に女を充てがってる筈だ。イイ女もたくさん知ってると思うぞ? しかしそれでも、有紗にお熱なようだ」
「むっ……、ぐっ……」
 涎が染み込み、秘割に食い込んでできたクロッチの凹みを、舌で穿りつつ喋り続けるものだから、熱い息と鼻息がヒップの狭間に至近距離から吹きかけられて一層恥辱が増していく。
「……当然だ。俺の自慢の娘だからな」
 そう言われた瞬間、有紗の中に憤怒が爆ぜ、手のひらを口から外すと背の下方を振り返り、しゃがんでスカートの中に顔を突っ込んでいる叔父の頭髪へ、
「だから、私はあんたなんかの……、……うくっ!」
 娘であることを否定しようとしたが、同時にショーツを掴まれてサイドに思い切りズラされたから最後まで言えなかった。腰を引いて逃れようとする有紗の剥き出しのヒップの中心へ、おむっ、と身震いするような呻きとともに食みつかれた。ヒップを支えるように持ち、しかも尻肉を左右に開いて、有紗が崩れ落ちることも許さず貪ってくる。土日に呼び出されたならば、陵辱に対する心の準備もできたろう。だが平日の、しかも遅く帰ってきてすぐに、シャワーも浴びていない体を味われる心の準備はできていなかったから、その屈辱感は尋常ではなかった。悲鳴を必死に殺そうとしているのに、チュウチュウと遠慮無く吸い付く音を立てられる。リビングにいた筈の叔父の不在が続けば、洋子が不審に思うかもしれない。いや、いっそ知られてしまえばいいのだ。養女の股間に顔をつっこんで舐めまわしている姿を……。
「あうっ!」
 有紗は大きく声が出て、階下に聞こえたかもしれない恐怖を感じ、直ぐに呑み込んだ。叔父が次に口を押し付けてきたのは、少し背を伸ばすだけで舌が届いてしまう菊門だった。
「うあ……、な、なにしてん……」
 ラブホテルでローションに塗れて嬲られた時にも舐め回された。だがあの時は風呂に入って身を洗った後、しかも火照りの狂気の中でのことだった。今日はまだ性感に狂わされておらず、かつ洗ってもいない。その場所へ涎をまぶし、窄まる穿孔の周囲を尖らせた舌先がクルクルとなぞったかと思うと、中心へグッと押し付けられてきた。「やだっ……! き、きたない……!」
 懸命に括約筋を絞めて信也の舌を押し戻した。しかし信也は有紗の困惑の蠢動を愉しむように、舌の押し込みをやめようとはしない。


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