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笛の音
【父娘相姦 官能小説】

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笛の音 2.-16

「……こ、この前、舐めてあげただろう? あれからお父さん、有紗のココが忘れられなくてなぁ……、ほんとに、可愛いお尻の穴だ……」
 スカートの中から気色悪い声が聞こえてくる。「今日、おトイレに行ってたとしても、お父さん、平気だぞ? 有紗のココなら、いくらでも舐められる……」
 背中が弓反る。著しい嫌悪にずっと搾っていたいが、舌の軌跡に勃こる擽ったさが排除できない。油断すると体が慄いて緩んでしまいかねず、中まで入ってきそうなほどグッと強く押されると、渾身の力で舌を押し戻さなければならなかった。
「やめて……、変態……。……、も、もうやめてよっ……」
 されていることの忌まわしさを思うと惨めすぎた。もはや階下を気にせず泣き叫びそうになったその時、
「ただいまぁ」
 と玄関から愛美の声が聞こえてきた。トタトタという軽い足音、リビングのドアを開ける音。聞き取れないが洋子と愛美の会話する声が聞こえてくる。
「か、帰ってきた……、から、もう……」
 愛美が帰ってきたということは、間もなく夕食だ。叔父の舌が菊門から離れていった。安堵とともに不浄の名残をシフォンスカートで隠し覆おうとすると、不意に固く冷たい感触がヒップを襲った。
(えっ……!!)
 括約筋を絞めても遅かった。むしろ絞めることで体に挿れられた異物の存在を知った。慌てて振り返ると、下ろしたスカートから透明のチューブが伸びている。辿っていくと緒が信也が手にしている注入器に繋がっているのが見えた。部屋に入ってくる時、体の後ろに隠して持っていたのだろう。信也と目を合わせたくなかったから気づかなかった。
「な、なにを――」
 すぐに状況を把握しろという方が無理だった。何が起ころうとしているかはさておき、チューブに手を伸ばして引き抜こうとすると、それより先に信也がシリンダを押してきた。「んぐぁあっ……!」
 ジュルッ、と冷たい液汁が直腸に流れこんでくる。あまりの凄烈さに有紗は伸ばそうとした手を壁に付き直さなければ、その場に倒れてしまいそうだった。
「静かにしろ。下に聞こえる」
「や、やめっ……、やめてっ」
 声の大きさを指摘されて小声になって身を翻したが、信也は有紗の行動を見通しており、体を引き離すことで抜き取ろうとする有紗に注入器を持ったまま近づいてくる。信也が髪を震わせて慄く肩を鑑賞しつつ、ジュルルッ、と搾汁すると、更に冷液が後ろの器官へ流れこんできて、有紗は内股に脚を震わせて前屈みになると動けなくなった。
「な、なによ、これ……」
「ん? そんなトボけなくたって、分かってるだろぉ……?」
 またジュルリと流し込まれてくる。
「がっ……、ぐっ」
 新たに流し込まれた液体は途端に腸壁を刺激してきて、ヒップの後ろに寒気を起こし、有紗は歯をカチカチと鳴らして、「な、やめてっ……、ぬ、抜いて……」
 上目に信也を睨みつけたが、部屋の外の気配にすぐに震える身を縮ませた。愛美の軽い足音が階段を昇ってきた。息すら止めて音を立てないように潜んでいる有紗に見せつけながら、信也がシリンダに手をかける。
「う、やめ……、あぁっ……」
 片方の手で下腹を抑えたまま、もう一方の手を伸ばして叔父を止めようとしたが届く筈もなかった。逆流してくる液汁を押し返すようになおも注入され、ヒップの寒気が背筋を遡って体を凍らせてくる。息を密めて愛美の足音の行方を窺っていると、有紗の部屋の前を通り過ぎて自分の部屋に入っていった。安息を吐いた有紗は、苦悶の表情で叔父を見上げると、
「やめて……、やめて、く、……ください」
 生理的な苦しみから逃れるため、屈辱と引き換えに敬語で訴えた。しかし懇願しても残虐な笑みを浮かべた叔父にシリンダを最後まで押し込まれる。
「ああっ……、やめてって、言ってるのにっ……!」
 あまりにも腹の張りが苦しく、遂に有紗はゆっくりとフローリングの上にへたりこんでいった。脚に力を振り向けることができないほど、菊門を襲ってくる逆流が強烈だった。
「ほら、有紗。……四つん這いになるんだ」
 両手で下腹を抑えながら髪を振り乱して首を振る。「抜いてやるから。ゆっくりな? あまり急に動くと、……オモラシしてしまうぞぉ?」
 信也は微痙攣を続けている有紗の肩を持ち、慎重に手を床に付かせる。
「あっ……、だ、だめ……。ムリっ……、ほんとにっ……」
 壁一枚向こうには妹がいる。有紗は切羽詰まって濁る小声で身を固くした。これ以上、体を動かしたらチューブを弾き出すほどの濁流が迫ってきていた。
「ほら、お父さんの言うとおりにすれば大丈夫だ、有紗……」
 床についていたヒップを上げさせ、スカートの中に手を突っ込むと、チューブが差し込まれている小さな穴に人差し指をあてがい、信也は有紗の腰を持ち上げて膝を伸ばさせてくる。
「オモラシしそうになっても、こうやってお父さんが抑えておいてやるから」


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