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家族
【獣姦 官能小説】

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I焦りと不安-1

I焦りと不安

夫婦で子作りを初めて随分と月日が流れました。夫婦の絶え間ない努力にも関わらず、ふたりの間に子犬が授かることはありませんでした。純子さん曰く、私の身体にはなにも問題はないそうです。問題があるのはロンの方で、ロンの精子に問題があるとのことでした。

純子さんからは何度か人工授精を勧められましたが、私は断りました。私はやはり夫婦で愛し合い、子犬を授かりたいのです。しかし、月日が経ち、私は妊娠できない焦りから、次第に人工授精でもいいのではないかと思い始めるようになっていました。幸いなことに純子さんのクリニックにはロンの精子が保管されています。

私は迷っていました。ロンと私の子犬が欲しいなら人工授精でもいいのです。ただ、私にはそれが自然なことには思えませんでした。交尾をして、子犬を孕み、出産する、私はただメス犬としてのありふれた自然な行ないを全うしたいだけなのです。しかし、その望みがないのなら人工授精も視野にいれなくてはいけないのかもしれません……。

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純子さんのクリニックから自宅に戻って来た時のことです。私が玄関先で靴を脱ごうとしていると、ロンが私の背中にめがけて飛び着き、私の背中に抱きついたまま腰を振ってきました。

私はすぐにロンがとても焦っていることに気が付きました。妊娠を望む健康なメス犬を孕ませることができないなど、気高いオスであるロンには到底認められません。ロンは自分が優秀なオスであることを証明したがっています。もし私が人工授精したとして、ロンがそのことを知ったとして、その時、ロンはどう思うでしょうか……。

「ちょっと待っててね、すぐさせたげるからね」

ロンの焦りはわかりますが、こうして夫のロンから身体を求められるのは、妻としてとてもうれしいことでした。私はすぐにスカートを捲って、着ていた下着を脱ぎ捨てます。

人工授精ならたやすく妊娠できるかもしれません。でも、愛する夫ロンはそれを望んでいません。妻の私の出来る事はこうして夫が私を求める時、ただ黙って身体を差し出すことだけなのです。


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