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大佐の舘
【ロリ 官能小説】

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大佐の舘-26

 いいか君は今からここを逃げろ。この舘もすぐ危うくなる。帝都の廃墟で戦災遺児に紛れ、しおりと生きよ。しおりには豆腐と味噌作りを習わせてある。大豆を闇市で仕入れて、君も作り方を習い二人で闇市で売りなんとか生きていくんだ..。」
 大佐は机の引き出しから布袋に入った包みをボクに渡した。
「この中に君が小さい時、良く私にせがんで見せてあげた腕時計が入ってる。思い出として受け取ってくれ。あと金塊、連合国の紙幣を入れてある。どうしても困った時にだけ使いなさい。むやみに使い羽振りを良くすると怪しまれるから。しばらくは闇市で豆腐を売り歩いて生きよ。善蔵も私に協力した者だから身分を隠す。どうしても困った時だけ、みつさんに取り次いで貰い連絡を取れ。袋の中にみつさんが隠れる先の住所が書いてあるから。
 しおりと仲良くなんとか生きよ。味噌と豆腐が作れたらなんとかなる...。」


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